劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer- 劇場版ガンダム00について。感想記事二本目。思いっきりバレ注意ですよ。 上映開始、鑑賞から少し経って、自分の中で考えがまとまってきたこともあるので少し書いてみんとす。主にSF的視角からになります。 まず、真っ先に考えが及ぶのは小松左京「果しなき流れの果に」との関連。感想サイトとかブログとか巡ってみても、全く言及しているところを見かけないのだけど、これへの意識は明らかにある。少々ネタバレになる(今更感あるけど)のはご容赦いただくとして。 さて、この「果しなき流れの果に」は、日本SFの巨匠/第一世代の巨星であるところの小松左京の代表作であり、また同時に日本SF第一世代の象徴的作品でもある。と、いうのも、インセプション感想のときにも書いたが、JSFとは一貫して「わたし/世界=宇宙の繋がり」を取り扱ってき