みなさん、10月23日は何の日かご存じでしょうか。そしてなぜ国旗の真ん中に穴が空いているのでしょうか。話は60年前に遡ります。そう、1956年、一体何がハンガリーで起こったのか。 ハンガリーは当時、共産主義国家であり、ソビエト連邦の衛星国として、ソ連からひどい扱いを受けていました。これに反発したハンガリー国民は、なんとかして自国の主権を取り戻そうと、まず学生が立ち上がり、そして労働者が立ち上がって、デモへと発展しました。しかし、ソ連軍の武力弾圧は容赦なく、戦車まで出動させました。ハンガリー軍と市民義勇軍はソ連軍に抵抗しましたが、武力に勝るソ連軍の攻撃で、国内の抵抗も1週間ほどで鎮圧されてしまったそうです。いわゆる「ハンガリー動乱」です。この衝突での死者は約2700人に及び、約20万人以上の人々がハンガリーを脱して西側へ逃げ、ブダペスト市内はほぼ壊滅状態になったそうです。 この年、別の場でハ
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