「近いうちに解散」がいつなのかは、まだまだ見えてこない。 それでも、足音の近付いてきた選挙を前に、永田町は急速にざわつき始めた印象だ。 そんな中、選挙制度改革法案(一票格差是正、定数削減が内容)の審議が進んでいる。 自民党など野党は、民主党が自党案にこだわりを見せることに反発して、審議欠席。 行方は不透明だが、少なくとも一票格差是正は、選挙前に措置することが不可欠な課題。 これさえ合意形成ができないようでは、もはや国会の責任放棄に近いだろう。 関連して、本来ならば、選挙前に、もうひとつやっておくべき課題が、インターネット選挙の解禁だ。 こちらも、長らく課題とされながら、一向に解決されていない。 次の選挙もまた、インターネットでの情報発信は認められないのだろうか。 このテーマを「行政ウォッチングの部屋」で取り上げるのは、問題の出発点が、実は行政にあるからだ。 出発点は、1996年にさかのぼる