老舗ライブハウス「ロフト」の歴史は、1971年3月に“山小屋風スナック”烏山ロフトがオープンしたことに始まります。 オーナーの平野悠はいつしか自分の店でライブをやりたいと考え、西荻窪ロフト(1973年6月)を皮切りに、荻窪ロフト(1974年11月)、下北沢ロフト(1975年12月)と一年に一軒のペースで矢継ぎ早にライブスポットをオープンさせました。それは日本語で唄われる日本独自のフォークやロックが急速に若者たちに支持されていくのと呼応する形であり、まだライブハウスという言葉もなく、ライブ自体をやれる場所が少なかった時代に「ロフト」が果たした役割は非常に大きかったと考えられます。 1976年10月には西新宿の小滝橋通りに新宿ロフトがオープン。70年代末期のパンク・シーン、80年代の空前のバンド・ブーム、90年代のメロコアやスカコア・シーンはすべてこの新宿ロフトから始まりました。つまり現在まで