化学者のつぶやき 太陽光変換効率10%での人工光合成を達成 2016/6/15 化学者のつぶやき, 論文 CO2還元, Daniel G. Nocera, 人工光合成, 太陽エネルギー コメント: 0 投稿者: Ohno 太陽光エネルギーの効率的な変換は21世紀において最も重要な研究テーマの一つであり、世界中で高効率化の競争が行われています。特に人工光合成、つまり水とCO2のみから太陽光エネルギーで有機物に変換する反応はまさに夢の反応の一つです。この反応は世界に先駆けて日本で初めて実証されましたが、残念なことに変換効率は0.04%程度でした。[1] 今回、パーソナライズド・エナジー構想で知られるHarvard大、D. Nocera教授のグループが中心となり、太陽光変換効率が7.1-9.7%でポリヒドロキシ酪酸、2-プロパノールとC4以上のアルコールを選択的に生成が可能なシステムを開発しSc