6、7日に東京で売る純米大吟醸「飯舘」を手にする荒利喜さん=4日午後5時39分、福島県飯舘村、松川写す 原発事故で全村避難を強いられる福島県飯舘村の酒店主らが、村のコメで作った地酒を6、7日に東京で売る。村でとれた美山錦を原料とする本醸造「おこし酒」と純米大吟醸「飯舘」。村おこしの一環で1980年代から喜多方市の大和川酒造店に製造を委託し、村内11酒店で販売してきた限定商品だ。 放射性物質の影響でコメは作付けできず、今年出荷分のあとしばらくは「幻の酒」になりかねない。窮状をアピールしようと、酒店主らが東京での販売を計画した。 酒販店会代表の荒利喜(あら・としのぶ)さん(61)は「東京の人たちが飯舘にどんなイメージを持っているか心配もあるが、味には絶対の自信がある。ぜひ買って飲んで、飯舘を応援して」と話す。 6日に東京都江戸川区東葛西9丁目のイトーヨーカドー葛西店で、6、7日に中央区