2011年新春特別講演会 2012年国際協同組合年に向けて―人間をこそ主人公とする協同組合が創る社会を― 講演者:内橋克人氏(経済評論家) 異様な「TPP開国論」歴史の連続性を見抜け 内橋克人氏講演会 ・“四つの異様” ・MAI蘇る ・マネーの意思 ・自覚的消費者 (社)農協協会、新世紀JA研究会、農業協同組合研究会の3団体は経済評論家の内橋克人氏を講師に1月28日、東京・大手町の東京會舘で「人間をこそ主人公とする協同組合が創る社会を」テーマに新春特別講演会を開き、予定を超える200人余の参加者が集まり盛況だった。内橋氏は2012年国際協同組合にむけた同全国実行委員会代表だが、この日の講演内容はその立場を離れた個人としての意見を述べるものだと断って、TPP(環太平洋連携協定)問題については歴史的、全世界的な規模で捉えることが必要だと強調した。以下に講演の部分抜粋を紹介する。 むき出しの市場