上海などで3人が感染し、このうちの2人の死亡が確認された「H7N9型」の鳥インフルエンザウイルスについて、中国東部の江蘇省の衛生当局は、南京市などで新たに4人の感染が確認されたと発表しました。 専門家は、「今回のウイルスに近い同じH7型の鳥インフルエンザウイルスが人に感染すること自体はそれほど珍しいことではないが、これまでは重症化したケースはほとんど報告されていなかった」と話しています。 鳥インフルエンザのウイルスは、表面のたんぱく質の組み合わせによってさまざまな型に分けられます。 このうちH7N9型の鳥インフルエンザウイルスは広く野鳥が持っていて、鶏などの家きんは感染しても死ぬことは少ないとされています。 国内では、おととし12月に群馬県伊勢崎市の沼で採取された野鳥のふんから、H7N9のウイルスが検出されたことがあります。 これまで鳥インフルエンザが人に感染したケースでは、いずれもウイル