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ブックマーク / p2ptk.org (30)

  • サブプライム・ガジェット――トラステッド・コンピューティング時代の取り立て屋 | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Subprime gadgets」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 封建的セキュリティの約束:「あなたのデジタルライフの管理を私たちに委ねてください。そうすれば、賢明で巨大な企業である私たちが、破滅を招く致命的な間違いを、あなたが犯さないようにしてさしあげます」。 https://locusmag.com/2021/01/cory-doctorow-neofeudalism-and-the-digital-manor/ 大手テクノロジー企業は封建領主であり、プラットフォームはその要塞だ。要塞に身を寄せれば、領主は城壁の外に広がる無法地帯を徘徊する盗賊からあなたを守ってくれる。 これが約束であり、ここに失敗がある。領主があなたを攻撃しだしたらどうなるだろうか? 大手テック企業があなたに危害を加えようとすれば、要塞はすぐさま牢獄と化し

    サブプライム・ガジェット――トラステッド・コンピューティング時代の取り立て屋 | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/06/17
    “支払いが滞ると、最もよく使うアプリへのアクセスがブロックされる。それでも支払いに応じなければ、次に好きなアプリ、その次、その次とアプリが使えなくなっていく。” これ半分ランサムウェアだろ
  • 陰謀論と認識論的危機:専門家の議論はわからなくても、制度が腐敗していることはわかる | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Conspiratorialism and the epistemological crisis」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 去年、エド・ピアソンはシアトルからニュージャージーまでアラスカ航空で飛ぶ予定だった。彼は機内に乗り込んだが、それから客室乗務員と緊迫した話し合いを行い、ボーイングの元上級エンジニアとして、737 Maxではない機体を指定してその便を予約したのだと説明した。 https://www.cnn.com/travel/boeing-737-max-passenger-boycott/index.html 彼が737 Maxに乗ることになったのは、アラスカ航空が運航上の理由から、その便の機体を変更したためだった。大陸を横断をするのにその機体は安全ではないと感じ、機内から降ろしてもらうよう求めた。荷物を降ろしても

    陰謀論と認識論的危機:専門家の議論はわからなくても、制度が腐敗していることはわかる | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/06/11
    “「陰謀論は、個人が間違ったことを信じてしまう問題」ではない。「間違った説明に信憑性を持たせてしまうシステムと、その制度が健全で信頼できるとみなしてしまう分裂生成的な主張」の問題”
  • セックスワーカーを危険に晒す反ポルノ戦争 | p2ptk[.]org

    以下の文章は、openDemocracy の「How a war on porn is endangering US sex workers」という2023年1月11日に公開された記事を翻訳したものである。以前、この記事内容に関連する話をうぐいすリボンのTwitterスペースでお話したので、興味ある方はどうぞ。 今週、セックスワーカーを危険に晒しているとして非難される米国「人身売買防止法」の公聴会が開催される。 2018年に成立した「オンライン性的人身売買仲介防止法(FOSTA)」と「性的人身売買防止法(SESTA)」は、売春や性的人身売買を促進・助長するウェブサイトに責任を負わせるものとして喧伝されてきた。 だが、この法律が実際には人身売買を増やし、セックスワーカーと表現の自由を脅かしていると批判する声もある。 この法律では、ユーザが売春や性的人身売買について言及すると、それをホストする

    セックスワーカーを危険に晒す反ポルノ戦争 | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/06/08
    PornHubの決済締め出しの件はけっこう有名だと思ってたけど、みんな対岸の火事だと思ってたもんな〜結局は自分のところに被害が来ないと騒がないよね
  • 「表現の自由」の名のもとに誰かの表現が抑圧されるなら、それは「自由な表現環境」と言えるのだろうか | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「Speaking Freely: Ethan Zuckerman」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation インタビュアー:ジリアン・ヨーク イーサン・ザッカーマンはマサチューセッツ大学アマースト校の教授で、公共政策、コミュニケーション、情報学を担当している。彼は現在、Institute for Digital Public Infrastructureという新しい研究センターの立ち上げを進めている。長年にわたり、彼はテックスタートアップ(Tripod.com)や非営利団体の創設者(Geekcorps.org)、共同創設者(Globalvoices.org)として活動し、その間一貫してブロガーでもあった。 ※ このインタビューは、長さと明瞭さのために編集された。 ヨーク:あなたにとって、表現の自由や

    「表現の自由」の名のもとに誰かの表現が抑圧されるなら、それは「自由な表現環境」と言えるのだろうか | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/06/08
    脊髄反射ブコメばっかで草/「とても厄介なのは、言論を沈黙させるために言論を用いる人の中には、自分たちの言論の自由の権利について語り、自分たちの発言が言論の自由に保護されていると主張する人がいること」
  • セクション230を廃止すれば ビッグテックの表現ルールがインターネットを支配する | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「Sunsetting Section 230 Will Hurt Internet Users, Not Big Tech」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 議会がインターネット上の表現の自由を守る最重要の法律を骨抜きにする準備を進める中、その法律が毎日何百万人もの米国人のオンラインでの表現能力を守り、利益をもたらしていることを無視している。 下院のエネルギー商業委員会は水曜日に、18ヶ月以内に47 U.S.C. § 230(「セクション230」)を終了させる法案の公聴会を開催する。法案の作成者は、セクション230を変更または廃止する期限を設定することで、ビッグテックのオンラインプラットフォームを仲介者責任の新しい体制を作るための交渉のテーブルに着かせることができると主張している。 EFFが

    セクション230を廃止すれば ビッグテックの表現ルールがインターネットを支配する | p2ptk[.]org
  • EUデジタル市場法:ビッグテックからの返答「クソくらえ」 | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「Big Tech to EU: “Drop Dead”」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 欧州連合の新しいデジタル市場法(DMA)は複雑で多面的な規制だが、その質は、一般市民がテクノロジーをコントロールしやすくすることにある。 DMAは、大手の「ゲートキーパー」テック企業に対し、サードパーティのアプリストアを認めるよう義務づけている。つまり、端末の所有者であるユーザは、端末にインストールするソフトウェアの提供者を自分で決められるようになるのだ。 別のルールでは、テックゲートキーパーが他のプラットフォームと相互運用可能なゲートウェイを提供することを義務づけている。これにより、あるチャットサービスの利用を止めて競合サービスに乗り換えても、以前のサービス上の人々とのつながりを維持できる(将来的に

    EUデジタル市場法:ビッグテックからの返答「クソくらえ」 | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/06/01
    今回のEUの規制はいい仕事してるし、反発してる人たちは多分アドテク業界の人なんだと思う
  • Googleに“まともな”AI検索は作れない | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Even if you think AI search could be good, it won’t be good」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 検索に関する今週のビッグニュースは、Googleが「AI検索」へのシフトを続けていることだ。検索ワードを入力してウェブサイトへのリンクが表示されるのではなく、Googleに質問をすると、AIがウェブ上で見つけたものに基づいて回答を生成するという方向に進みたいらしい。 https://blog.google/products/search/generative-ai-google-search-may-2024 Googleはこれを「Googleにググらせよう(let Google do the googling for you.)」と宣伝している。自分でウェブを検索するのではなく

    Googleに“まともな”AI検索は作れない | p2ptk[.]org
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    skypenguins 2024/05/31
    “この宣伝は、Google検索がもはや情報を検索するには不便で信用できないということを暗に認めているに等しい” 草
  • AI“アート”の不気味さ――AIが“仕事を奪う”のではない | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「AI “art” and uncanniness」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic AIアート(または「芸術」)に関して、クリエイティブ・ワーカーの労働権、表現の自由、著作権法の重要な例外と制限、そして美学を尊重する微妙なポジションを見つけるのは難しい。 総合的には、私はAIアートには反対だが、その立場には重要な注意点がある。まず第一に、作品をスクレイピングしてモデルを訓練することが著作権侵害だと言うのは、法律上、明らかな間違いである。これは道徳的な立場からではなく(これについては後述)、むしろ技術的な立場からである。 モデルの訓練手順を分解すると、これを著作権侵害と呼ぶのが技術的に間違いである理由はすぐに明らかになる。まず、一時的に作品のコピーを作成する行為は、たとえ数十億の作品であろうと、明らかにフェアユースだ。検索エンジンや

    AI“アート”の不気味さ――AIが“仕事を奪う”のではない | p2ptk[.]org
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    skypenguins 2024/05/31
    “Midjourneyは訓練データの各画像から約1バイトの情報を保持している。典型的な低解像度のウェブ画像を300KBとすれば、元の画像の30万分の1(0.0000033%)に過ぎない。”
  • “リンク切れ”――インターネットは砂上の図書館である | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Linkrot」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 過小評価されている認知的美徳がある。それは「対象の永続性(object permanence)」、つまり以前に物事をどのように認識したかを継続的に記憶していることだ。ライリー・クインがしばしば思い出させてくれるように、左派は「対象の永続性」のイデオロギーだ。左派であるということは、CIAが一時的にトランプを苦しめている時でさえも、CIAを嫌い、信用しないことであり、あるいは、かつて労働者が自分の賃金で家族を養えていたことを覚えていることだ。 https://pluralistic.net/2023/10/27/six-sells/#youre-holding-it-wrong 問題は、対象の永続性が難しいということだ。光陰矢の如し。事実を覚えておくのは難しく、それらの事実がどの順番

    “リンク切れ”――インターネットは砂上の図書館である | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/05/25
    出版社が公共図書館を潰すことは不可能だけど、インターネットアーカイブなら潰せるっていう…コト!?
  • メタクソ化するアップル――Macカルトと“アップル例外主義” | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The antitrust case against Apple」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 「Macカルト(Cult of Mac)」の基的な教義は、時価総額3兆ドル企業から製品を購入すると迫害されたマイノリティの一員になれるということであり、したがってその企業へのあらゆる批判は民族的中傷ということになるらしい。 https://pluralistic.net/2024/01/12/youre-holding-it-wrong/#if-dishwashers-were-iphones これを「Apple例外主義」と呼ぼう。ビッグテック企業の中でAppleだけが善良であり、したがってその行動は善意のレンズを通して解釈されるべきだという考え方である。この美徳の源泉は都合よく曖昧なので、Appleの罪が明らかになったとて、Ma

    メタクソ化するアップル――Macカルトと“アップル例外主義” | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/05/09
    “競争、規制、相互運用性の制約から解放された企業は、必ずメタクソ化する運命にある。Appleはーー特別ではなくーー例外ではない。” GとFよりはマシってだけやな
  • Google検索を殺した男――Googleはいつ、どこでメタクソ化に舵を切ったのか | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The specific process by which Google enshittified its search」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic どんなデジタルビジネスでも、技術的には「メタクソ化」できる。つまり、ビジネスの根的な機能をユーザごとにリアルタイムで変更できるため、ビジネス顧客、エンドユーザ、株主の間で価値を素早く移転できるのだ。 https://pluralistic.net/2023/02/19/twiddler/ このスレッドをエッセイ形式で読んだり共有したい方は、私の監視フリー、広告フリー、トラッキングフリーのブログ、pluralistic.netをチェックしてほしい(訳注:もともとのテキストはTwitter上のスレッドに書かれている)。 https://pluralistic.net/2024/0

    Google検索を殺した男――Googleはいつ、どこでメタクソ化に舵を切ったのか | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2024/04/28
    医療分野だけは(ちゃんとしたサイトが上位に来るように)別の検索アルゴリズムを使っていると宣言していたので、やはり意図的に「メタクソ化」しているんよな
  • Macカルト――“Appleの罪を美徳とせよ” | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The Cult of Mac」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic Appleの最も価値ある無形資産は、特許や著作権ではない。それは、時価総額2.89兆ドルの多国籍企業の製品を所有することが、Appleの株主の利益と不可分のアイデンティティを持つ、抑圧された宗教的マイノリティのメンバーになると信じる人々の群れである。 App Storeを例に取ろう。AppleはiOSプラットフォーム上でライバルがサードパーティ・アプリストアを提供できないようにしている。つまり、Appleが承認したアプリ以外はインストールできないということだ。Appleに承認してもらうためには、ソフトウェア製作者がアプリ内で行われる決済1ドルにつき0.30ドルをAppleに支払うことを認めなければならない。 これには二つの効果がある。第一に、特定のプロダクトの提供が

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  • 資本家をビビらせろ | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「Precaratize bosses」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 詩人アンジェロウの「人が性を見せたら、それを信じなさい」という言葉、政治における「すべての非難は自白である」という自明の理のを組み合わせると、次のようになる。「誰かがあなたを悪徳だと非難するたびに、その人は自分自身の性を見せているのであり、あなたはそれを信じるべきだ」。 そうした非難について考えてみよう。CARES法による対コロナ緊急経済対策の小切手をめぐる道徳的パニックを覚えているだろうか? 支配階級の代弁者たちは、ありとあらゆるケーブルテレビに出演し、「こんなことをしたら、誰も働きたがらなくなるだろう」と口々に不満を漏らした。労働者は、すべて――家、子供、冷蔵庫の料など――を失うことへの恐怖心のみに突き動かされて仕事に就くのだと彼らは考えている。 こ

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  • 検閲の大部分は「自己検閲」で成り立っている――国家による検閲と個人の自己検閲/仲介者検閲 | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The majority of censorship is self-censorship」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic 私は多くの博識者を知っているが、エイダ・パーマーは別格だ。優れたSF作家であり、優れた歴史家であり、優れた脚家であり、優れた歌手であり……。 – https://pluralistic.net/2022/02/10/monopoly-begets-monopoly/#terra-ignota パーマーは友人であり同僚だ。2018年、彼女とエイドリアン・ジョーンズ、そして私は、シカゴ大学歴史学部(エイダは宗教裁判とルネサンス期の禁忌の知識を専門とするテニュア教授)で「印刷機からインターネットまでの検閲、情報統制、情報革命」という大学院セミナーを共同で行った。 – https://ifk.uchicago.e

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  • ニュースを救いたいなら“アドテク”を解体せよ | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「To Save the News, We Must Shatter Ad-Tech」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 稿は全5回連載シリーズの第2回である。第1回のイントロダクションはこちら。監視広告の禁止に関する第3回はこちら。アプリストアの開放に関する第4回はこちら。ソーシャルメディアにおける「エンドツーエンド」原則に関する第5回はこちら。このシリーズ全体は1つのPDFでダウンロードできる。 ニュースが大変なことになっている。ニュースルームが大量閉鎖される一方で、ジャーナリストへの物理的かつイデオロギー的な攻撃も続いている。ニュースサイトは広告で埋め尽くされているが、その広告の収益の半分以上はアドテク企業に吸い上げられている。アドテクセクターの大部分はGoogleとMetaというアドテ

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    skypenguins
    skypenguins 2024/04/17
    「あなたはリーグを所有することも、チームを所有することも、試合の審判をすることもできる。だが、その3つすべてをこなしながらでは、まともな試合にはならない、ということだ。」
  • ニュースをビッグテックから救うために――あるいはビッグテックを“ビッグ”でなくするために | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「Saving the News From Big Tech」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation メディアが危機に瀕している。世界中のニュースルームが閉鎖され、ジャーナリズムという職業そのものが絶え間なく、イデオロギーに基づく、物理的な攻撃に晒されている。労働の対価を必要としない、裕福な個人によって書かれ、公開されるニュースメディアだけが残るというのでは、報道の自由には何の価値もなくなってしまう。 メディアの金はどこに消えてしまったのか? その複雑さを紐解いていこう。 報道機関はいかにして自滅したか まず、報道機関そのものから見ることにしよう。ちょうどパーソナルコンピュータが家庭に普及しだしたころ、ニュースメディアは統合の嵐に見舞われていた。レーガン政権による金融市場の規制緩和、クリントン政権の

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  • 食糞AIがもたらす危機:botshitの肥溜めと化すインターネットの未来 | p2ptk[.]org

    以下の文章は、コリイ・ドクトロウの「The Coprophagic AI crisis」という記事を翻訳したものである。 Pluralistic SF作家が正気を保ち続けるためには、サイエンス・フィクション(未来的な思考実験)と予言とを区別できなくてはならない。それができない作家は、自分が未来を見通せる預言者だと勘違いしてしまう。「見よ!これが!未来だ!」と。 実際のところ、SF作家は「しかけ」を使っているに過ぎない。光速航行や時間旅行といった「しかけ」を用いて冒険ストーリーを編み、思考実験を楽しめるようにしている。こうした「しかけ」は、物語の舞台装置に過ぎず、科学的に裏付けられた「提案」ではない。 かつては、一部の作家や読者がSFを予言と勘違いしても、さして問題にはならなかった。SF=予言という妄想に駆られた人々に、社会を間違った方向に再構築する力がなかったからだ。しかし、SFに取り憑か

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    skypenguins
    skypenguins 2024/04/17
    “「訓練データを増やせばAIの予測精度を線形的に改善する」という命題は単なる信仰に過ぎないが、「AIの出力を訓練データに使うと、AIは指数関数的に悪化する」のは事実”
  • いにしえの「ビデオ録画」論争と生成AI | p2ptk[.]org

    以下の文章は、電子フロンティア財団の「What Home Videotaping Can Tell Us About Generative AI」という記事を翻訳したものである。 Electronic Frontier Foundation 1975年。アース・ウィンド&ファイアがパワープレイされ、映画『ジョーズ』が映画館のスクリーンを覆い尽くし、『オール・イン・ザ・ファミリー』が必見の番組とされ、ビル・ゲイツとポール・アレンがAltair 8800という初のパーソナルコンピュータを売り出していた。 だが、著作権弁護士にとって、そして我々市民にとって、もっと重要な変化が訪れていた。ソニーが初のビデオテープレコーダー(VTR)を販売したのである。そのお陰で、仕事で昼ドラが見れなかったとしても、録画しておけば帰宅後にゆっくりと見れるようになった。好きな番組と気になる試合中継が重なっても、なんの

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  • メタクソ化するTiktok:プラットフォームが生まれ、成長し、支配し、滅びるまで | p2ptk[.]org

    メタクソ化するTiktok:プラットフォームが生まれ、成長し、支配し、滅びるまで投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2023/3/292023/3/29 Pluralistic プラットフォームはこのように滅びていく。まず、ユーザにとって良き存在になる。次に、ビジネス顧客にとって良き存在になるために、ユーザを虐げる。最後に、ビジネス顧客を虐げて、すべての価値を自分たちに向ける。そうして死んでいく。 私はこれを「メタクソ化(enshittification)」と呼んでいる。プラットフォームが容易に価値の配分方法を変更できることと、プラットフォームが買い手と売り手の間に陣取ってそれぞれを人質にし、両者の間を通過する価値のシェアをますます大きくする「両面市場」の性質によって生じる必然的な帰結である。 産声を上げたばかりのプラットフォームはユーザを必要とする。それゆえ、はじめはユーザにと

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    skypenguins
    skypenguins 2023/11/01
    結局は資本主義が諸悪の根源という結論に落ち着くな
  • かくしてTwitterの青いチェックマークは「嘲笑」のシンボルとなった | p2ptk[.]org

    かくしてTwitterの青いチェックマークは「嘲笑」のシンボルとなった投稿者: heatwave_p2p 投稿日: 2023/4/52023/4/5 以下の文章は、電子フロンティア財団の「Without Verification, What Is the Point of Elon Musk’s Twitter?」という記事を翻訳したものである。元記事の文中にある「verifications」は、意味合いとしては「確認」「検証」を指すが、日語圏ではブルーチェックは「認証バッジ」「認証済みマーク」と呼ばれることが多いため、稿では「認証」と訳出した。 Electronic Frontier Foundation イーロン・マスクTwitterは、そもそもTwitterの何が有用であったのかを根的に見誤っている。石から血を絞り出すがごとく、Twitterは4月1日より、かつて人認証のた

    かくしてTwitterの青いチェックマークは「嘲笑」のシンボルとなった | p2ptk[.]org
    skypenguins
    skypenguins 2023/04/06
    “その人物がTwitterのプレミアムサービスに加入するほど“気にしい(小心者)”だというサインに過ぎなくなった” 辛辣で草