書店のビジネス書コーナーに並ぶ書籍のタイトルに「ロジカル」とか「ロジック」という冠のつくものが増えてきました。仕事のやり方を、思いつきであいまいに進めるのではなく、もっときちっと論理的に整合させないと世界から取り残されるという主旨のハウツーものが多いようです。下の図は、書籍検索サイトでビジネス書のカテゴリーにおけるロジカルやロジックというキーワードで抽出された書籍数を、出版年度別にプロットしたものです(◆青い線)。2000年頃を契機に急増し始め、近頃では毎月一冊くらいのペースで出てきていることがわかります。 その中身をみると、ロジカルライティングとかロジカルシンキングといった「読み書きそろばん」的なビジネスの基礎となる脳の使い方に関する一群があります。もう一つは、ロジカルプレゼン、ロジカルネゴシエーション、ロジカルプロジェクトマネージ、ロジカル面接術といった、具体的なビジネスシーンを想定し