宮代氏 キヤノンは1937年、「自分たちの手で世界一のカメラを作りたい」という技術者の夢からスタートしました。その後、事務機分野にも進出し、創立30周年を迎えた1967年には「右手にカメラ、左手に事務機」をスローガンに多角化を推進し、1970年には普通紙複写機の製品化を日本で初めて実現しました。 現在の売上構成は、約半分が複合機やレーザープリンター、大判インクジェットプリンターなどのオフィス製品、約4割がカメラやインクジェットプリンターなどのコンシューマ製品、そして残りの約1割が半導体露光装置などの産業機器となっています。 現場で活躍しているエンジニアに共通点はあるでしょうか 宮代氏 キヤノンでは「三自の精神」と呼ぶ行動指針を重要視しており、この「三自の精神」を備えている人が活躍しているように思います。「三自の精神」とは「自発・自治・自覚」から成り立っており、自発とは何事にも自ら進んで積極
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