ブラジル・マトグロソ(Mato Grosso)州のCampo Novo do Pareciに広がる大豆畑(2012年3月27日撮影)。(c)AFP/Yasuyoshi CHIBA 【6月4日 AFP】ブラジルでは、14年前に不法に持ち込まれた遺伝子組み換え大豆の栽培が急速に広がり、今や大豆総生産量の85%ほどを占めるほどだ。だがブラジルの農家500万戸は現在、遺伝子組み換え大豆を開発した米バイオテクノロジー企業大手モンサント(Monsanto)と法廷闘争を繰り広げており、同社の要求する特許使用料の支払いを拒否している。 モンサントは1990年代半ば、遺伝子組み換え大豆の米国内での販売を開始した。この大豆にはバクテリア遺伝子が組み込まれ、同社の販売する除草剤「ラウンドアップ(Roundup)」への耐性を持っているため、除草剤からの影響を受けずに雑草のみを除去することが可能となった。 ブラジル