「草の根」の意味を問い直そう 今回の衆議院選挙で、新党の結成とその動向が注目を集めていることは間違いない。 新党とはもちろん小池百合子東京都知事を中心とした希望の党であり、希望の党の連携を決めた民進党から分かれた、枝野幸男代表率いる立憲民主党である。 民進党は前原誠司代表の就任にともない、この2党に引き裂かれたわけだが、希望の党は保守、立憲民主党はリベラルと目される。 小池知事が9月27日に発表した希望の党の綱領では、「寛容な改革保守政党を目指す」とし、「改革する精神のベースにあるのは、実はこれまでの伝統や文化や日本の心を守っていく保守の精神」だとした。 希望の党は綱領でも、「立憲主義と民主主義に立脚」することを掲げる。立憲民主党の方も党名どおり、立憲主義と民主主義の擁護を強く主張している。 枝野代表は、遊説やインタビューで、強いリーダーが結論を押しつける「上からの民主主義」ではなく、国民
9月25日、首相官邸で会見を開いた安倍総理は、今回の選挙を緊迫する北朝鮮情勢への対応を誰に任せるかなどを問う「国難突破解散」と位置づけた。だが連日メディアを賑わせているのは、小池東京都知事を代表とする新党・希望の党の立ち上げを始め、旧民進党勢力の離合集散を巡る「政局」が主であり、安全保障政策をめぐる具体的な議論が深まっているとは言い難い。 しかしその間にも、北朝鮮の核・ミサイル活動は活発化の一途を辿っており、朝鮮半島情勢は緊張の度合いを強めている。こうした一連の問題は、ワイドショーなどでも度々取り上げられ国民の関心を集めているものの、それが具体的にどのような形で日本の安全に影響を及ぼすのかを明確にイメージするところまでには至っていないのが実情ではないだろうか。そこで本稿では、今後生起しうる蓋然性の高そうな具体的シナリオを踏まえながら、朝鮮半島情勢が日本の安全保障に及ぼす影響について考えるた
自動化に関するNBER論文をもう一丁。以下はGaetano Basso(イタリア銀行)、Giovanni Peri(UCデービス)、Ahmed Rahman(米海軍兵学校)の「Computerization and Immigration: Theory and Evidence from the United States」の要旨(ungated版*1)。 The changes in technology that took place in the US during the last three decades, mainly due to the introduction of computerization and automation, have been characterized as “routine-substituting.” They have reduced t
経団連など日本の経済界は「原発ゼロは不可能」としている。だが、三菱総研理事長で元東京大学総長の小宮山宏氏は「できるに決まっている」と断言する。小宮山氏は「脱原発は世界の潮流。米国や中国も再生可能エネルギーに舵を切った。このままでは日本は乗り遅れる」と警鐘を鳴らす――。 再生可能エネルギーのコストが原発を逆転 実際のところ、311(東日本大震災)の東京電力福島第一原発事故の後、何年間も、日本は原発ゼロの状態でやってきました。いまさら「やれるか」「やれないか」という議論をするなんてムダ。全く話になりません。 もう少し、前段の流れから説明しましょう。エネルギー源は、石油や石炭などの化石資源から「非炭素資源」に変えていかないと、地球温暖化の問題は解決できません。私は、21世紀中に変えざるをえないと考えています。 では、ここで言う「非炭素資源」とは何か。選択肢は大きく2つ、原子力か、再生可能エネルギ
痴漢や強姦など主に男→女の性犯罪の本質は性欲ではなく支配欲という主張をよく聞くので、 性欲解消ではない。では一体、何のために。 【New】「男が痴漢になる理由」なぜ女性も知っておくべきなのか。満員電車でくり返される性暴力 https://t.co/a7dUd3c3XS#MeToo — ハフポスト日本版 (@HuffPostJapan) 2017年10月19日 痴漢という性犯罪の本質は、"支配欲"です。 反論記事の紹介です。 To Rape is to Want Sex, Not Power https://t.co/ulEcsiUEeD — Quillette Magazine (@QuilletteM) 2016年1月2日 If rapists are primarily motivated by the desire for power and domination, then one
By Flower Bombs アメリカの諜報機関「CIA」は、軍から独立した存在として外国での諜報活動を行う機関です。海外の映画やドラマでたびたび耳にする組織ですが、そんなCIAが爆発物処理の訓練から離脱した仲間についてのリリースを出しています。 Pupdate: A Pup Leaves the Class — Central Intelligence Agency https://www.cia.gov/news-information/blog/2017/pupdate-a-pup-leaves-the-class.html Meet Lulu, the good dog fired by the CIA because she didn't want to sniff bombs http://mashable.com/2017/10/19/cia-dog-dropped-tra
by Valeria Almaraz ドラマなどで登場人物が死んでしまう様子などを見ていると、生と死は境界線でパッキリと区切られているようにも思えますが、病院やホスピスなどでは長期的な治療を受けながら、生と死のはざまを漂いつつ人がゆっくりと死に至る様子が見られます。また、技術が進歩することで人体の冷凍保存も可能になり、生と死のどちらともつかない「グレーゾーン」が活用されることも。この「グレーゾーン」について、科学的な研究が徐々に進められています。 Science Is Starting to Explore the Gray Zone Between Life and Death | Big Think https://bigthink.com/philip-perry/science-is-starting-to-explore-the-gray-zone-between-life-an
【動画】世界ではじめて営業を開始した浮体式洋上風力発電、英国スコットランドの「ハイウインド・プロジェクト」。(字幕は英語です) 英国のスコットランドといえば、風光明媚なハイランド地方とタータンチェックのキルトを着た人々を思い浮かべるかもしれない。だが、もうひとつ名物が加わった。浮体式洋上風力発電による海上発電所が世界ではじめて営業を開始したのだ。ピーターヘッドという町から約25キロ沖の北海の洋上に、大型の風車が浮かび、発電を行っている。(参考記事:「世界最大の水上メガソーラー、日本で建設」) この風力発電所を構成しているのは、高さ約250メートル、海中に沈んでいる部分の深さは約80メートルという巨大な5基の風車だ。 再生可能エネルギーの推進派は、「ハイウインド・プロジェクト」とも呼ばれるこの取り組みが、同じ技術を導入できる他の地域のモデルになればと期待を寄せている。(参考記事:「日本はどう
ブライアン・カプラン 「針の穴にラクダを通して進ぜよう ~『高邁な意図』に魅せられた知識人たち?~」(2004年7月28日) ●Bryan Caplan, “The Eye of the Needle”(Marginal Revolution, July 28, 2004) 「政治学や社会学の分野で一問一答形式のクイズを5題出すとすれば、私ならそのうちの1題は『スターリニズムが知識人に対して訴求力を持ったのはなぜ?』というものにすることだろう」。少し前にコーエンがそう書いている〔拙訳はこちら〕が、コーエンの問いかけ(「スターリニズムが知識人に対して訴求力を持ったのはなぜ?」)への答えを突き止める上でこれほど手掛かりになりそうなのはそうそうないんじゃないかと思われる発言がある。1936年から1938年までの間に駐ソ大使を務めたジョゼフ・デイビーズ(Joseph Davies)の日記の記述がそ
AlphaGo Zeroが自己学習のみで過去最強になったというニュースが出たのでその元論文を読み、要約をしました。 まず感想を述べると、過去数千年にわたって蓄積してきた知識をAIが数時間で発見することに対する気持ち良さがありました。人間などクソ食らえと思っておりますので、こう言うニュースはとてもスッキリします。そして人間の発見していない打ち筋の発見にも感動しました。これこそがAIの真髄だと信じています。人間が見えていないものをAIが見つける、僕もいつかそんなことをしてみたいと思いながら生きています。 あともう一つ重要だと思ったのは、とてもネットワーク構造および学習過程が簡素化されたことです。マシンパワーも過去に比べて非常に少なく済み、個人でもすぐに再現実験ができそうなくらいです。AIが強くなることと、構造および学習のsimplerが同時に達成できていることが本質的だと思います。 一応、下記
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く