愛知県警一宮署は23日、署員2人が路上で盗難車を発見しながら、隙(すき)をつかれて何者かに乗り逃げされたと発表した。同署は、警察管理下の車を取られたとする窃盗容疑で捜査している。 同署によると、23日午後0時半ごろ、「不審な車が止まっている」との110番があり、署員2人が一宮市多加木5の路上で無人の乗用車を発見。調べた結果、同県豊田市で盗まれた車と判明した。ドアはロックされておらず、エンジンキーはなかったという。 2人が捜査のため署の鑑識担当者を呼び、到着を待っていたところ、別の乗用車で男2人が近付き、「何で俺の車を見ている」などと威圧的な態度で話しかけてきた。署員2人が職務質問している間に、別の男が盗難車に乗り込み急発進。署員は2人ともパトカーに乗って追いかけたが見失い、現場に戻ると男2人もいなくなっていたという。 盗難車を乗り逃げしたのは、30代くらいの男で白っぽい上着を着ていた