クサビフグ、アカナマダ、ヤリマンボウ――。 新潟県内ではこの冬、日本海では珍しい魚類の漂着が相次いでいる。いずれも対馬海流で運ばれてきたとみられるが、原因は不明。新潟市水族館マリンピア日本海(新潟市中央区)は「かなりの当たり年。可能な限り展示して、生態の解明につなげたい」としている。 ◆県内初発見も 「見たこともない魚が上がっている」。昨年12月25日、胎内市の漁師から同館に電話があった。同館の担当者が駆けつけると、細長い魚が打ち上げられていた。 正体は深海魚「アカナマダ」(120センチ、4・44キロ)。リュウグウノツカイと同じアカマンボウ目で、太平洋などの暖かい海に生息している。同館では10年以上発見の記録はなかった。 その約1週間前の同19日には、佐渡市両津湾で外洋性の「クサビフグ」(42センチ、2・25キロ)が定置網漁で見つかった。県内初の発見で同館の野村卓之展示第1係長も「図鑑でし
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