岩手中部水道企業団の菊池明敏局長(中央手前)と、市役所を退職して企業団に移籍してきた(左から)小原太吉さん、千葉裕人さん、伊藤剛志さん 「子や孫の世代にツケを残して『あのとき何をしていたんだ!』と言われるのはカッコ悪い。水道人の矜持が許しません」。こう熱く語るのは、岩手中部水道企業団の菊池明敏局長だ。 日本の水道は、人口減による収入低下と、インフラ老朽化に直面し、近い将来の料金高騰は避けられない。しかし、この企業団は事業の「広域化」によって、難題を乗り越えることに大成功! いったいどうやって? 改革の旗振り役、菊池氏を直撃した! * * * ■広域化の取り組みを5年前に先取り今、日本の水道事業は危機に瀕(ひん)している。 日本にある1263の水道事業体(2016年度。簡易水道は除く)の多くで、人口の減少と、節水機器の普及で水需要が減り、水道収入が落ち込んでいるのだ。 それだけではない。数十
![どの自治体もやっていない「水道革命」を断行した岩手県・スーパー公務員の調整力 - 社会 - ニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/547210d90c149459f08a7eb49b8a72f5a98dd231/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwpb.shueisha.co.jp%2Fnews%2Fsociety%2F2019%2Fimages%2F1_DSC01692.jpg)