5日朝早く、高知県香南市の川でウナギの稚魚のシラスウナギを密漁したとして、高知市にある暴力団の会長の男が逮捕されました。警察は、価格が高騰するシラスウナギを暴力団が資金源にしている可能性があるとみて捜査を進めることにしています。 警察によりますと、岸容疑者は5日午前4時ごろ、香南市を流れる烏川の河口で、県の許可を取らずにシラスウナギ9匹を取ったとして、県の漁業調整規則違反の疑いが持たれています。 警察は、先月下旬ごろから「シラスウナギを密漁している人がいる」という情報が寄せられたことから張り込みをしていたところ、1人で網を使っている岸容疑者を見つけ、クーラーボックスにシラスウナギが入っていたことから、その場で逮捕しました。 警察によりますと、岸容疑者は「自分が取ったものではない」と容疑を否認しているということです。 ウナギの養殖に使うシラスウナギは、不漁の影響で価格の高騰が続いていて、警察