「路線バスの運転手の窮状を伝えてくれてありがたい」(詳しくは特設サイト「路線バス問題」)。SNSで見つけた複数のつぶやき。ふだん、あまり感謝されることが少ないので、正直、うれしさを通り越して驚きました。せっかくなので、直接、話を聞かせてもらうと、そこには記者の想像を上回る、運転手の厳しい現実がありました。 (宮崎局記者 牧野慎太朗・ネットワーク報道部記者 後藤岳彦・首都圏放送センターディレクター 北條泰成) 「身も心も限界ですー」 こう話すのは首都圏内のバス会社で働く20代の運転手。 路線バスの運転手になって5年。特に男性が大変だと感じているのは「拘束時間」の長さです。 だいたい朝6時ごろには出勤し、夜の8時ごろまで働きます。拘束時間は1日平均13~14時間にも上るといいます。 この「拘束時間」というのはバス運転手など特有の勤務形態で、休憩と勤務時間を合わせたもの。 1日に最大で16時間ま
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