東京都渋谷区幡ケ谷のバス停で路上生活者の大林三佐子さん=当時(64)=が頭を殴られて亡くなった事件から16日で1年3カ月。暗い路上で最期を迎えた大林さんは、学生時代には広島市の劇団に所属し、明るく太陽のような存在だった。当時を知る劇団主宰者の光藤博明さん(71)は「彼女はただの『ホームレス』ではなく、周囲に愛され夢を持った人生を送っていた」と死を悼む。(天田優里) 東京・幡ケ谷の路上生活者傷害致死事件 2020年11月16日午前4時ごろ、東京都渋谷区幡ケ谷のバス停のベンチに座っていた路上生活者の大林三佐子さんが頭を殴られ、外傷性くも膜下出血で死亡した。ペットボトルと石が入ったポリ袋で大林さんを殴って死亡させたとして、近所の男が傷害致死容疑で逮捕、同罪で起訴された。
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