米沢市の女子中学生が熱中症の疑いで死亡したことについて、亡くなった生徒は部活動が終わったあと、「練習中につらさを感じた」と顧問の教員に伝えていたことがわかった。 これは7月28日、部活動を終えて帰宅途中だった米沢三中の女子生徒が、熱中症とみられる症状で倒れ、その後、死亡したもの。 米沢市教育委員会によると、当日の部活動終了後、顧問の教員が生徒たちの体調を確認したところ、女子生徒が「練習中つらい時はあったが、今は大丈夫」という趣旨の話をしていたという。顧問の教員は、女子生徒の表情や受け答えの仕方から「その時点では女子生徒の体調に問題はないと判断した」という。 この部活動をめぐっては、熱中症対応のガイドラインに定められている「暑さ指数」の計測が、ガイドライン通りに行われていなかった。 県は7月31日、県内の小中学校に対し、「暑さ指数」の数値に基づいて部活動などを実施するか判断するよう通知した。