検疫ネットワークを実現する仕組み(前編):特集:ホントに使える? 検疫ネットワーク再入門(1/2 ページ) 検疫ネットワークとは、社内ネットワークに接続しようとするPCを、まず別の隔離されたネットワークにつなぎ、そこで検疫を行い、ウイルス感染の有無や企業のセキュリティポリシーに適合しているかなどを判断し、社内ネットワークに接続させるかどうかを決定させるための仕組みだ。 前回のリポートでは、検疫ネットワークが生まれた背景とそのメリットについて述べた。今回は、検疫ネットワークの仕組みについて、より詳細にお伝えしたい。 一口に「検疫ネットワーク」と言っても…… 検疫ネットワークを実現させるためには、「ネットワークにつなごうとしているPCを判別」「そのPCを隔離された検疫ネットワークに接続させる」「検疫」「治療」(または社内ネットワークに接続)という段階が必要となる。 検疫ネットワークの鍵となるの
検疫システムはどこに向かうのか:特集:ホントに使える? 検疫ネットワーク再入門(1/3 ページ) 検疫システムは一時のブームに過ぎない、という人がいる。確かにここしばらくの検疫システムの動きを見ると、若干、話題先行であった点は否めないかもしれない。 検疫システムがにわかに脚光を浴びた背景としては、Blasterに代表されるワームの大量感染事件を抜きにしては語ることができない。社会問題にまで発展したこの事件が、それまでステルスモードで動いていたプロダクトを、陽の当たる場所へ急きょ引き出すきっかけとなったと言えるだろう(関連記事)。 さらに、ちょうどこの頃から、「認証VLAN」のようにユーザーの社内ネットワークへのアクセスを動的に切り替える制御技術が一般化し始めたこともあり、この技術を市場に紹介するシステムのひとつとして、検疫システムが選ばれたという背景もある。 しかしこうした紹介のされ方は、
いったい、何の騒ぎなんだろうね。三菱東京UFJ銀行の“システム障害”の件だが、バカみたいな大騒ぎとなった。でも、セブン銀行との間で“たかだか”2万件の取引に影響が出ただけにすぎないし、ゆうちょ銀行など他の6行との間の取引で問題が発生したにすぎない。これは成功とは言えないかもしれないが、普通、想定の範囲という。なのに何故、こんなヒステリックな話になるのか。 同業他社とのシステム接続だ。完璧を期すのは、とてつもなく難しい。この程度で済んだのだから、よしとすべきである。今回の件で、三菱東京UFJ銀行に罪があるとしたら、利用者に対して事前に“自衛”を求めなかったことだ。「新システムへの移行に伴って、障害が発生する可能性があります。利用者の皆さんにおかれましては・・・」と告知しておけば、“完璧”にOKの話だ。 三菱東京UFJ銀行は日頃から「完璧を期す」と言っていたようだが、何故この面で完璧を期さなか
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く