1ヶ月の充電期間は「毎日が日曜日」のはずだったのだが、実は退職した翌日の 2024年7月1日に、母が 92歳で亡くなり、老父をサポートしながらの葬儀やその他諸々の手続きなどで、結構忙しくしていた。 本日 8月18日、四十九日・納骨の法要を終え、ようやく一息ついた気がする。 この間も新しい仕事に就くなどバタバタしていて、ようやく母のことをしんみりと思い出している。 ものごとを中立にバランス感覚を持ってとらえ、感情に流されることなく冷静だった母。8年前からアルツハイマー型認知症を患い、少しづつ記憶を失っていった。新しい記憶ほど先に失われていく。いつしか自分の息子・娘の顔もわからなくなり、僕自身は時間をかけて、徐々に母とお別れをしていたのだと考えている。 一方で好きだった音楽は不思議と覚えていて、僕が弾くピアノに合わせて歌を歌い、僕が間違えると「あ、音が違う」と指摘する。認知症になると、その人の