インドの首都ニューデリーで2012年に起きた集団レイプ事件で、死刑判決を受けた男のインタビューを収録した英BBCテレビのドキュメンタリー番組について、インドの裁判所は3日、放映禁止を命じた。警察が4日、明らかにした。 男はインタビューで「(一般に)レイプは被害者の女性に責任がある」と主張。発言が被害者への侮辱に当たるとして、警察が放映差し止めを求めていた。 PTI通信などによると、インタビューは英国の女性映像作家が13年にインド内務省の許可を得て拘置所で行い、その後、BBCに映像を売却。男は12年の事件を「事故」と表現、女性が抵抗しなければ殺害されなかったとも語っていた。 番組は「国際女性の日」の今月8日に英国やインドなどで放映される予定だったが、内容の一部が3日に報じられた後、インドでは批判が噴出。映像作家は「番組の焦点はレイプ犯の心理と性差別だ」と意義を強調していた。 インタビューを受