黎明期からテレビアニメを支え、「元祖天才バカボン」や「ガンバの冒険」、「宝島」など数々の名作を手がけたアニメーターの大橋学さんが今月12日、都内で亡くなりました。73歳でした。 栃木県出身の大橋さんは15歳で東映動画に入社し、「レインボー戦隊ロビン」や「サイボーグ009」などの作品に携わりました。 1972年に設立されたアニメ制作会社などで原画や動画などに取り組み、ギャグが主体の「元祖天才バカボン」を劇画風に表現した個性的な作品や「ガンバの冒険」、「宝島」といった人気アニメを手がけました。 フリーとなってからはキャラクターデザインや作画監督なども担い、NHKの連続テレビ小説「なつぞら」では、劇中に登場して話題となったアニメ「キックジャガー」を担当しました。 大橋さんは自然描写を得意とし、50年以上にわたって第一線で活躍したほか、2015年にはアニメ作家を目指す人のための学校の講師にも就任し