実在から非実在へ、聖徳太子像が大きく書き換えられようとしています。戦後歴史学がたどりついた成果とも、真実追究の学問がもつ非情さともいえるでしょうか。 聖徳太子を知らない日本人はまずいません。教科書風にいえば、六世紀末から七世紀前半の飛鳥時代、日本の伝統精神に仏教や儒教の外来思想を身につけ、日本の国力と文化を飛躍的に高め世界の先進国入りさせていった皇太子です。
勝ち誇るのを見せつけられるというのは、あまり気分のいいものではない。スポーツでいえば、ガッツポーズのはんらんである。 たとえば高校野球だ。塁に出ればガッツポーズ。ホームに帰ればガッツポーズ。喜びの素直な表れなのかもしれないが、年若い少年たちとはいえ、高いレベルにいる競技者がちょっとのことにも大げさなしぐさを連発するのは、いささか見苦しい。指導者たちはそれをよしとしているのだろうか。 スポーツの勝負にはそれなりの礼節が欠かせない。相手のことを思いやり、尊重する気持ちがなければ、白熱の戦いもただの争いごとになってしまう。だが、お互いにこぶしをふりかざして勝ち誇ってばかりいるようでは、そんな気持ちも生まれないだろう。
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