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ブックマーク / cruel.org (6)

  • CUT 2006/11 Book Review

    連載第?回 大英帝国のスーパーおばさんが見た李朝朝鮮の実態。 (『CUT』2006 年 11 月) 山形浩生 要約: 書は李氏朝鮮のひどい状況を、イギリス帝国主義下のスーパーおばさんが 19 世紀末に実際に見て歩いた希有な一冊。ただの高圧的たかり屋にすぎない貴族/役人階級と、少しでもがんばるとかえってたかり屋に目をつけられるから、一切努力をしない一般市民の姿は、朝鮮の衰退が朝鮮自身のせいであることをはっきり描き出す。高い文化を持っていた朝鮮を日帝が収奪して衰退させたというのは明らかなウソ。その一方で、書をひく『嫌韓流』も、日のおかげでないことを日に帰着させたりして、うのみにできないこともわかる。 しばらく前に『嫌韓流』というがベストセラーになって、いろいろ議論を呼んだ。韓国北朝鮮が何かと第二次世界大戦中のあれやこれやを持ち出して、謝罪と賠償を請求してみたり、内政干渉じみたことを

    soylent_green
    soylent_green 2015/12/10
    「『嫌韓流』の主張はかなり理があるものだけれど」 この文章がCUTに載ってたのか。
  • 「エコノミスト」より:スタバの節税など

     目を覚ましてコーヒーの香りを: スタバの節税バッシング in UK (The Economist Vol 387, No. 8580 (2012/12/15) p.58, "Wake up and smell the coffee") 山形浩生訳 (hiyori13@alum.mit.edu) 「これは空前のコミットメントです」とイギリス・アイルランドのスターバックスの親玉、クリス・エングスコブは 12 月 6 日に述べた。この日、同社は 2013-14 年度にイギリス税務署に対し、法的に必要とされる納税額を年間およそ一千万ポンドうわまわる金額を自発的に支払うと発表したのだった。別に当局から何らかの圧力がかかったわけではない。イギリス歳入局に対して、追加ショットの税金を納めることについて、税務署は特に相談を受けていないのだ。スターバックスは、怒り狂ったイギリス消費者をなだめるためにこう

    soylent_green
    soylent_green 2013/01/06
    「スタバにイケア、意識の高いオサレでロハスな方々のお好きなブランド」ってドトールまずいスタバのコーヒーうまいーって山形さん言うてたやん…
  • ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について

    ダイアモンド『銃、病原菌、鉄』2005年版追加章について 山形浩生 草思社の倒産で一時はどうなるかと思った『銃、病原菌、鉄』邦訳だが、無事に復活して文庫にもなって、まずはめでたい。おもしろいだし非常に含蓄があるので、これが入手困難になるのは大変痛かったもので。 しかし、アマゾンのレビューを見ていると、変な記述に出くわした。これだ: 翻訳されていない一節 (Tsiroeht Emag) 訳されなかった章がある? そんなバカな。草思社が(愚かにも)参考文献をカットしたのに怒ってみんなで訳したときに、原書はちゃんと見ているがそんな章はなかったぞ。(なお、草思社も知恵をつけて、その後参考文献をウェブで公開したうえ、文庫版にはちゃんと載せているのでご安心を。)それも日人に関する章で人間宣言がどうしたこうした? そんな最近の話を扱っているわけもないと思って、コメントにもそう書いたんだが…… 調べて

  • 文明が病理であるというポモの誤解

    メディアリテラシーの練習問題;室井尚の奇妙な反・嫌煙運動プロパガンダ論 山形浩生 (2005/9/30) 目次 はじめに:『ハッカー宣言』書評から嫌煙話まで 嫌煙キャンペーンは嘘八百ってホントかな? 2.1. 肺ガン・気管支ガンが喫煙と無関係ってホント? 2.2. 肺ガン死者数が多いなんて単なる数字の解釈ってホント? 2.3. たばこの発ガン物質なんて大したことないってホント? 2.4. 自分にも周辺にも害がないってホント? 2.5. 喫煙有害説に根拠がなくてただの陰謀ってホント? まとめ 3.1. メディアリテラシーってどの口で? 3.2. 喫煙文化論について 3.3. おわりに 追記: 文明の病理とは (2005/10/1) さらに追記: 室井の「反論」について (2005/10/3, 2007/3/15) 1. はじめに:『ハッカー宣言』書評から嫌煙話まで 『ハッカー宣言』なるの、

    soylent_green
    soylent_green 2005/10/01
    反嫌煙の見解への反対。煙草も覚醒剤も仕事するためにやる感じがして優雅じゃないなあ。
  • 「銃・病原菌・鉄」人々の格差は、しょせんすべては初期条件のせいなのかしら。

    人々の格差は、しょせんすべては初期条件のせいなのかしら。 (『CUT』2000 年 09 月) 山形浩生 なぜ人類がみな平等なんて言えるんだろう。 ヨーロッパ人もアジア人もアメリカ人もアフリカ人も、みんな優劣なく平等です、人種に優劣はありません――ぼくたちは昔からさんざんこのドグマにさらされてきた。 でも、あなたは気でそれを断言できるだろうか。いや、気じゃなくてもいい。日人の多くは Lonley Planet のガイドブックにあるとおり、すさまじい人種差別主義者だもの。口先だけでもいいよ。なぜ? どういう根拠で? ちょっと見てみれば差は歴然としているじゃないか。白人たちは、先鋭的な科学を発達させ、大都市と軍事力を育み、すさまじい組織力を発揮して他の地域を制圧し、支配してきた。中国やイスラームやインドだって、普遍性を持った文化をつくってきた。ローカルな島の中でチマチマやってきただけの日

  • 木を盲信してはいけません。

    (The Economist Vol 376, No. 8437 (2005/07/30), "Down with trees," p. 70) 一般に、木は環境によいと思われている。木は二酸化炭素――温暖化ガスの一つ――を大気から吸収し、炭素を固定して酸素を放出するので、森林は「地球の肺」と呼ばれたりする。木の根は地中の水分や養分を固定し、近くの川がきちんと流れるようにする。木はまた、そうした川の流量を雨期と乾季でそこそこ一定にさせて、干ばつや洪水を防ぐので偉いのだ、とされてきた。今週刊行された2つの研究は、これが悪質なナンセンスだよ、と述べている。 一つはイギリスのニューキャッスル大学とオランダはアムステルダムの自由大学の研究者たちが率いる国際研究で、森林と水との関係に関する神話をいくつか指摘している。たとえば、乾燥地や準乾燥地では、樹木は固定するより遙かに大量の水を消費する。そして水

    soylent_green
    soylent_green 2005/08/08
    こういう記事が続くと環境保護団体のやることは全部悪いことなんじゃないかと思えてくる
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