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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/column (6)

  • ブラジルから見た「ここがヘンだよ日本人」

    日本代表が第2戦を戦うナタルにいる。空港から市内へ向かう道沿いにはヤシの木が茂っていた。風景も、気温も湿度も、まさに熱帯のそれである。 ブラジルに来た当初の緊張がほぐれてきたのは、さまざまな景色を目にしたおかげもあるだろう。リオデジャネイロでは貧しい地域にも、豊かでおしゃれなエリアにも行った。ニューヨークに雰囲気が似ている中心部も歩いた。そして今度は熱帯だ。黒いヤギが列をなして道を歩いていたりする。何でもありのブラジルに、いやでも目と体が慣れてくる。 そんなふうにいくらかブラジル化した頭でワールドカップ関連の日のニュースを見聞きすると、大きな違和感をおぼえるものが多い。たとえば── ●「ごみ拾いをする日人を世界が称賛」という話をテレビで延々とやっている テレビがこの話を取り上げすぎていると思うかどうかは、もちろん人によって差があるだろう。でも日が第1戦に負けた後のメディアは「スタンド

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    soylent_green 2014/06/21
    「フランス大会のときにも海外でずいぶん話題になった。ただし当時の報道は『おい見てみろよ、あいつらスタンドのごみを拾ってるぞ!』という、珍種の動物を見つけたようなトーン」 めいろまさんよりひでえ
  • 年末年始はアラブ映画で

    今年の年末は、なかなか興味深い中東映画が上映中である。 年末年始にゆっくり鑑賞する映画、というと、2週間前に逝去したピーター・オトゥールの「アラビアのロレンス」(3時間半!)が思い浮かぶ。だがハリウッドが描く中東ではなく、中東に住む人々が自分たちの社会を描いた映画を見ながら新年を、というのも悪くない。 なかでも筆者のお勧めは、パレスチナ人ラッパーたちを描いた「自由と壁とヒップホップ」だ。以前にこのコラムでも紹介させていただいたことがある。 2008年、パレスチナ系のアメリカ人女性監督、ジャッキー・リーム・サッロームによる作品で、イスラエル領内や占領地のパレスチナ人ラッパーたちの行動と生活に密着する。登場するラッパーたちの生き生きとした姿には、ただ元気をもらえるし、アビールやArapeyatといった女性もいて、とにかくカッコよい。 なによりも感動するのは、ここで主人公的な役回りのグループ、D

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    soylent_green 2014/01/09
    『自由と壁とヒップホップ』
  • 「建築のジェノサイド」に気付かない日本

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 〔9月3日号掲載〕 鎌倉を世界文化遺産に登録しないように──ユネスコ(国連教育科学文化機関)の諮問機関イコモス(国際記念物遺跡会議)がそう勧告したことを受け、松尾崇・鎌倉市長と黒岩祐治・神奈川県知事は会見で無念さをにじませた。 鎌倉市当局は中世の都市としての「物的証拠が不十分」と指摘されたことを認め、私にこう説明した。人類の遺産として保護する価値があると世界に認めてほしいのは、鎌倉を取り囲む山々とその麓に点在する寺院や遺跡だ。そこに日独自のサムライ文化があると自分たちは考えているが、イコモスにはその意図が十分伝わらず、「武家の古都」とする根拠が不十分だと判断された、と。 黒岩知事は今回の勧告に「目の前が真っ暗になるような衝撃を受けた」と語った。こんな妥当な判断に衝撃を受けているようでは、知事の体が心配になる。そもそも県の誇る珠玉・鎌倉がじわじわ破壊さ

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    soylent_green 2013/09/10
    法隆寺クラスはともかく日本の庶民が暮らす伝統家屋は耐久性があんまりないのや
  • 「朝日君」

    「日に行ってやりたいこと。それは日人による中国語での情報発信がどれだけ重要かを分かってもらうこと」 3年前の今頃、日の国際交流基金の招きで3ヶ月間日に滞在することになっていた、中国人ジャーナリストの安替は、北京でわたしと会うたびにこう言っていた。そして幸か不幸か、春から準備が進められていた彼の訪日まであと数週間という時になって、尖閣沖で中国漁船が海上保安庁の監視艇に体当りする事件が起きて漁船船長が拘束され、またその船長の釈放を求めて中国各地でデモが起きた。 「幸か」と言うのは、この事件に絡んで「中国のネットでは反日発言が渦巻いている」と報道されたおかげで、ネットで活躍するこのジャーナリストのタイムリーな訪日と発言がメディアに注目されたこと。「不幸」とは、日中間の摩擦に不快感をあらわにし、最初からこの1人の中国人ジャーナリストに警戒心丸出しで接した日人もいたこと。でも、あの時はまだ

  • 社員旅行で眺めた日本

    5月中旬、友人から携帯にメッセージが届いた。「日では日酒と、冷たいビールと、冷たい牛乳と、冷たいジュースと、冷たい水道水をそのまま飲んでも、わたしのお腹はなんともない! まだまだべたい飲みたいと思うくらい。中国ならそんなことをしたら1日もしないうちにバッタリだわ。ここは当に素晴らしい国!」 中国IT関連企業に勤めるチャンさんは、社員旅行で初めての日滞在中だった。毎日のように彼女から届く写真とメッセージを見て、6日間の滞在を終えて帰国したチャンさんにお願いして仲の良い同僚のシュウさん、モンさん、ビンさんに集まってもらった。チャンさんが得意げに温泉地から送ってきた写真に浴衣と丹前を上手に着こなして仲良く写っていた男性3人組だ。 残業で遅くなる、というビンさんを待たずに、4人で鍋を囲みながらおしゃべりが始まった。 ――旅行に参加したのは何人くらい? シュウ:うちの社員は20人、あと旅

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    soylent_green 2013/05/21
    記事ないけどなんかヤバい内容だったのかね
  • 東京よ、日本文化を国際舞台に上げろ

    今週のコラムニスト:レジス・アルノー 韓国が国際的な文化大国になるなんて、5年前は誰が考えただろう。韓国の現代映画は世界中で注目の的、釜山国際映画祭はアジアの主要な映画祭だ。ソウル国際公演芸術祭はアジアの主要な舞台芸術フェスティバルで、国外にも作品を輸出し始めている。K─POPはアジアを席巻、今や日のティーンエージャーもJ─POPよりK─POPに夢中だ。 それに引き換え、日文化の輸出が足踏み状態。政府は日の「ソフトパワー」を確立したいと言うが、政府援助はかえって迷惑だ。 20世紀、日映画は世界有数の影響力を誇った。溝口健二はフランスの巨匠ジャンリュック・ゴダールにひらめきを与え、黒澤明はジョージ・ルーカスの『スター・ウォーズ』の誕生に不可欠だった。 今では、日映画海外ではほとんど上映されない。質が低過ぎるせいだ。国際的に評価が高いのは、『おくりびと』や『キャタピラー』など、公

    東京よ、日本文化を国際舞台に上げろ
    soylent_green
    soylent_green 2011/03/11
    「 今では、日本映画は海外ではほとんど上映されない。質が低過ぎるせいだ」日本はあらゆる意味でどうしようもねえということですかね
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