動いている人の映像を見て、“何をしているか”を判別――。NTTコミュニケーションズが人工知能「時系列Deep Learning」を開発した。防犯やマーケティングに役立つという。 NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)が、人間の動作を理解する人工知能「時系列Deep Learning」を開発したことを明らかにした。人がいる映像に対して動作を検知させたところ、8割強の精度で識別したという。 ディープラーニングは、人工知能の発展におけるブレークスルーとして注目されている多層構造のニューラルネットワーク。従来型の機械学習と異なり、ルールを教え込むことなく、自動で物事を解釈するために必要な特徴や要素を抽出する。時系列データの解析によって、映像から人の動作を高精度に識別できるようになり、防犯など新たなビジネス領域への応用が可能になる。 ディープラーニング技術が発展した結果、静止画に写ってい