キッズドアの渡辺由美子理事長は会見で、コロナ禍での不況と値上げの影響が直撃する困窮家庭の状況について、こう話した。 「物価高をめぐる状況は本当に大変です。世間では、多くの方は『電気代が2千円くらいあがったな?』と感じているくらいかもしれないですが、私たちが支援している困窮家庭にとって、2千円上がることは死活問題です」 「電気代が2、3千円上がると、お米を5kg買うか、クーラーをつけるかを選ばないといけなくなる。飢えるか熱中症になるかを選ぶというような状況の中で、本当に困っていらっしゃいます」 東京電力や中部電力では1年前に比べ、標準的な使用時の電気代が2千円以上値上がりしている。 食費の高騰については、キッズドアが支援している家庭からは「子どものために食事に肉や魚をつけようと思っていたけど厳しい。夏休みの間はカップ麺やうどんなどの一品になりそう」「子どもに3食たべさせたいけど無理なので、朝