米Facebookは8月8日、社内で開発した負荷分散システムの取り組み「Autoscale」を発表した。ロードバランシングアルゴリズムの調整によってデータセンターの電力消費を改善するという試みで、すでに運用環境で利用して成果を得られているという。 Facebookは「Open Compute Project」などハードウェア側での省電力の取り組みを進めているが、Autoscaleはソフトウェア側での取り組みとなる。 12億8000万人のユーザーを抱えるFacebookには、1日に数十億件のページリクエストがあるという。Autoscaleはこれに対応するサーバークラスタの消費電力を改善する取り組み。これまではリクエストの振り分けアルゴリズムとしてラウンドロビンをベースとしたものを利用していたが、リクエストの増減によってCPUの利用率や消費電力が大きく増減するという問題があったそうだ。そこでR