※本記事は1月25日(水)開催のウェビナー「海外事例から考えるテレビの未来〜FASTとPSMを題材に〜」(リンクは告知サイト)に向け、そのテーマについて論じたものだ。 すっかり浸透したコネクテッドTVコロナによって人々のメディア生活は大きく変化し、その影響もあってテレビ放送の視聴率はここ数年でぐんぐん下がっている。ゴールデンタイムのPUT(総個人視聴率)は2021年の36.2%から2022年は33.1%へと3.1%も下がり、下落傾向はまだ続くだろう。CMによる放送収入も下がるばかりで、テレビ放送という事業に再浮上の目はほとんどなさそうだ。 テレビ受像機のネット接続は5割を超えたと言われ、「コネクテッドTV」と呼ばれる。FireTVのような外部機器を通じて、もしくはテレビそのものが直接ネットにつながり、新しいサービスを利用する人がどんどん増えているのだ。既存の放送に飽きたらリモコンひとつでY