AIXはSystem V Release 3 (SVR3) をベースに、更に BSDやSystem V Release 4 (SVR4) などのコマンド等を追加したものである。このためSVR4ベースの他の商用UNIX(Solarisなど)や、UNIX互換OSである Linux OSなどとはコマンド体系が多少異なる。AIX V3までは Bourne Shellをデフォルトのシェルとしていたが、AIX V4以降はXPG4とPOSIXに準拠するためKornShell (ksh88) をデフォルトのシェルとするようになった[4]。 なおLM (Loadable Module) のオブジェクトフォーマット形式は、Powerチップ間の非互換部分の吸収幅を残すため、ELFではなく COFFの拡張であるXCOFF(拡張共通オブジェクト・ファイル形式、XCOFF32およびXCOFF64)を使用している。