ArduinoはAVRベースのプロセッサを搭載したマイコンキット。製品のプロトタイピングに利用できるだけでなく、アーティストやデザイナ、ホビーユーザーなどさまざまなユーザーに向け、低価格で柔軟性のある環境を提供している。回路などのハードウェア設計情報はCreative Commonsライセンスで提供され、ArduinoはプログラミングにC/C++に似た独自言語を利用するようになっており、またプログラムを「スケッチ」と読んでいる。これら開発環境やライブラリについてはGPL 2で提供されている。 今回リリースされたArduino 1.0には、統合開発環境およびコアライブラリが含まれている。開発環境はプログラミング言語のProcessingを土台とするJavaベースのSDKで、これまで23回のリリースを経ている。Arduinoは10月、1.0のリリースを発表するとともに、リリース候補(RC)版を