むかし寺子屋では師匠が書簡などを元に往来物とよばれる教科書をつくっていました。 寺子屋塾&プロジェクト・井上淳之典の日常と学びのプロセスを坦々と綴ります。 昨日の日記で、坂本龍一のアルバムのタイトル曲「千のナイフ」の冒頭が毛沢東の詩で始まるという話を書きました。 そこで読まれている詩がどんな内容であるのかまでは知らなかったので、それをネットで検索して調べてみると、ありましたありました。 左側が原詩で右側が意訳です 久有凌雲志重上井岡山 天に昇る志で井岡山に登る 千里来尋故里 はるばる故郷を探しに来た 菖貌変新顔 懐かしいところが様変わりした 到處鶯歌燕舞 いたるところで鶯がさえずり燕が舞う 更有澱澱流水 川はさらさらながれる 高路入雲端 雲までの道がはるか天にまで続く 過了黄洋界