【前編】の「貯金3000万円で『海辺のリゾート』に引っ越し、すべてを失った夫婦の『悲惨すぎるその後』」では、リゾート地の「三食介護付き」の高齢者施設に、貯金の3000万円で入居後、放蕩経営により退去するまでをお伝えした。その後、施設側からの返金額が支払われず連絡も取れない状況に業を煮やした夫婦は、提訴することを決めたものの、元経営者と法人のとんでもない事実が発覚する。 気が気じゃない日々 俊男さん夫婦は退去から半年以上だった今年2月、法人とその代表を相手取って、1200万円の返還を求める訴訟を裁判所に申し立てた。 「この年になって訴訟なんてと、最初は気が引けていたんです。ただ、施設を出てからは以前と同様に、賃貸マンション暮らし。 貯金も夫婦が残りの人生を送るのには心許ない金額まで減ってしまったし、何とかあの1200万円は取り戻したいとわらにもすがるおもいでした」 担当の弁護士は熱心に働いて