現在、地球上におよそ1万種が生息すると言われる鳥は、恐竜などが絶滅したあとに、その種類を急激に増やしたとみられるという研究結果を国際研究チームが発表し、鳥類の進化の過程をひもとく成果として注目されています。 これは、日本を含む世界20か国の研究者数百人による国際研究チームが、アメリカの科学誌「サイエンス」に発表したものです。 研究チームは、鳥類の進化の過程を解明しようと、カラスやワシ、ダチョウなど48種類の鳥について、すべての遺伝情報をスーパーコンピューターで解析し、4年余りかけて種が分かれた時期や系統などを調べました。 その結果、鳥類は恐竜などが絶滅したおよそ6600万年前からその後の1500万年の間に急速に種類を増やしたとみられることが分かったということです。 研究チームは、恐竜などが絶滅して、鳥が生息できる場所が増え、さまざまな環境に適応した生態に進化していったと分析しています。 現