軍事偵察衛星「万里鏡1号」を搭載し、打ち上げられる新型衛星運搬ロケット「千里馬1型」=2023年11月21日、朝鮮中央通信・朝鮮通信 「これで万里を見下ろす『目』と、万里をたたく『拳』の両方を我々は手中に収めた」 朝鮮中央通信によると、平壌にある国家航空宇宙技術総局の総合管制所を訪れた北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党総書記は22日、前夜に打ち上げた軍事偵察衛星「万里鏡1号」の作動状況の報告を受け、こう語った。 【写真まとめ】「衛星」の打ち上げ成功を喜ぶ金正恩氏ら 北朝鮮は今年2度の失敗を経て3度目の挑戦だった今回の打ち上げについて、発射3時間半後には「成功した」と発表した。韓国政府も「正常な軌道に進入した」と評価している。 朝鮮中央通信は、管制所が22日午前9時21分ごろ、太平洋上空を移動中の衛星からグアムのアンダーセン米空軍基地とアプラ港の写真を受信し、金総書記が確認したとも報