電気自動車(EV)にコネクテッド(つながる)、自動運転――。新技術を搭載するクルマが続々と登場しているが、大ヒットを記録しているものは少ない。どうすれば普及期に突入できるのか。 「…続き エコカーに「無関心の壁」 米自動車市場の現実 [有料会員限定] EV時代はまだ来ない 現実解は「マイルドHV」
電気自動車(EV)にコネクテッド(つながる)、自動運転――。新技術を搭載するクルマが続々と登場しているが、大ヒットを記録しているものは少ない。どうすれば普及期に突入できるのか。 「…続き エコカーに「無関心の壁」 米自動車市場の現実 [有料会員限定] EV時代はまだ来ない 現実解は「マイルドHV」
リアルタイムに時々刻々と生成される大量のデータから、いかに知見を見出してビジネス戦略に生かすか――。ビッグデータ活用が情報システムのあり方と企業戦略を大きく変えようとしている。富士通は大量のセンシングデータを分析して活用するためのクラウド基盤「コンバージェンスサービス」を提供している。この基盤を生かしたビッグデータ活用の進展を聞いた。(聞き手は田島篤=ITpro) 昨今のビッグデータに対する関心の高まりをどのように捉えているのか。 (小林)ビッグデータという言葉が広く使われ始めたのは昨年ぐらいからだ。従来のBIで対象としていたのとは比較にならない膨大なデータを扱えることと、「コンバージェンスサービス」を通じた新しいビジネスの創出の両面でビッグデータを捉えている。 膨大なデータということでは、量そのものよりも、その価値に注目すべきである。技術革新により従来は扱えなかったデータを分析して価値を
本日、富士通の社長、会長を務められた山本卓眞氏の訃報が発表された。 昨年12月4日に脳梗塞で倒れられ、入院療養されておられたが、1月17日 肺炎で、ご逝去されたとのことである。葬儀は既に、ご家族で執り行われ 、来る3月9日に帝国ホテルにて、お別れ会が催されると伺っている。享年86歳で あった。 私は、昨年11月30日に富士通川崎工場本館20Fのサロンで東大電気電子 工学科の新人歓迎会で山本さんとお会いしている。いつもと変わらず、 姿勢正しく凛として乾杯のご挨拶をされたのが、今でも印象に残っている。その 4日後に倒れられるとは想像もつかないほど、お元気なご様子であった。 山本さんは、だいたい86歳には見えなかった。私は、山本さんに対しては 前の社長としてよりは、生き残りの特攻隊パイロットとして敬意を表して いた。山本さんとは、その思想信条は必ずしも同じではないが、「やはり、一度、 死を覚悟し
今年6月ドイツで開催されたスパコンの学会で「京」は初めて世の中にデビューしたわけだが、関係者の注目を集めたのは、その演算性能を表す8.16ペタフロップスではなく、また実行効率93%という数字でもなかった。もちろん、この二つの数字は、これまでのスパコンでは考えられない画期的なものであるが、関係者が注目したのは、「演算時間28時間」だった。つまり、「どうやったら、連続28時間も動くのだ?」ということである。 近年、スパコンの競争は従来のコンピューターメーカーだけでなく、大学や研究機関も参入してきて競争が激化してきている。まさに、その性能競争の様相はF1レース、そのものである。元来、F1は一般道路は走れない、そして長時間安定して走るのも無理である。数万から数十万のプロセッサを搭載したスパコンは、長時間動かしているうちに、どれかが壊れる。そしてダウンする。だから、一昼夜以上連続して動くなど考えられ
昨日、米国シアトルで開催中のスーパーコンピューター学会SC11にて発表された世界スパコンランキングTOP500の中で、日本の「京」が、今年の6月に引き続き第一位に輝いた。性能も、その名のとおり毎秒1京回以上の演算能力を発揮、命名に恥じない性能を出すことができた。今でこそ、多くの国民の方々に祝福される快挙となったが、ここまでに至る道は苦難の歴史であった。毎年、米国で開かられるSCXXには、そう何年前からだろうか? SC06、SC07からSC09位まで毎年参加してきたが、かつて、NECが開発した地球シミュレーターで世界を驚かせた日本の勢いは既になく、IBM、クレイなど米国勢一辺倒の中で大変寂しい思いをした記憶がある。 そんな中で、もう一度、日本勢として世界一のスーパーコンピューター開発に挑戦してみようという機運を最初に作られたのは財務大臣、科学技術庁長官を務められた尾身幸次先生であった。尾身先
「オラクルのデータウエアハウスソフトExadata(Storage Server Software)に対抗する商品を出す」。富士通のソフト事業を統括する山中明執行役員常務は2011年9月中旬にこう語り、ミドルウエアなどソフト事業を強化する作戦を明らかにした。オラクルなど協業する欧米ITベンダーとの関係を維持しながら、ソフト事業の競争力をどうつけるのか注目を集めそうだ。 もともとミドルウエアはSI強化のツールだった 富士通のミドルウエアは、システムインテグレーション(SI)の付帯商品という位置付けとみられていた。SIからより多くの収益を稼ぎ出すために欠かせない商品だが、富士通の中核事業はあくまでSIやソリューションにある。なので、SI事業を展開するために必要な自社商品を開発する一方、それを補完する欧米ITベンダーのミドルウエアやアプリケーションをそろえてきた。「ソフト技術者の人数も売り上げも
ホーム > プレスリリース > 世界初!ビッグデータ利活用のためのクラウド基盤「コンバージェンスサービス・プラットフォーム(仮称)」を開発 English PRESS RELEASE (サービス) 2011年8月30日 富士通株式会社 世界初!ビッグデータ利活用のためのクラウド基盤 「コンバージェンスサービス・プラットフォーム(仮称)」を開発 当社は、現在、ビッグデータを利活用するためのクラウド基盤「コンバージェンスサービス・プラットフォーム(仮称)」を開発しており、まず2011年度第4四半期に先行版を提供し、以降順次サービスをリリースしていく予定です。 「コンバージェンスサービス・プラットフォーム」は、さまざまなセンサーから収集されるデータやすでに集められているデータなどを蓄積、統合し、リアルタイムに処理したり、将来予測を行うPaaS基盤であり、種類の異なる大量データをひとつのプラットフ
English PRESS RELEASE (サービス) 2011年6月14日 富士通株式会社 位置情報を活用した新しいサービス「SPATIOWL(スペーシオウル)」を提供開始 移動体への情報提供や都市計画の立案、新たな地域住民サービスなど新しい価値を提供 当社は、さまざまなセンサーや車両から収集した位置情報を活用した新しいクラウドサービス「SPATIOWL(スペーシオウル)(注1)」を、7月より順次提供開始します。 「SPATIOWL」は、「基盤提供サービス」と「業務提供サービス」との2つのサービス群で構成されます。「基盤提供サービス」は、車両を走行させることで収集されるプローブ情報(注2)や、さまざまなセンサーから収集される大量の位置情報を活用し、多様なデータをリアルタイムに分析したり、外部情報と連係させる機能群をクラウド・コンピューティングで提供するものです。これにより、たとえば、法
1. 1日の処理量が1000万件にも達する株式売買システムを新たに開発 2. 要件定義書から要素を洗い出したチェックリストを作り,設計書をレビュー 3. 取引結果の書き込み処理時間が想定外の長さ。処理の分散を図って乗り切った 2010年1月4日,稼働を開始したシステムがある。東京証券取引所の株式売買システム「arrowhead(アローヘッド)」だ。「ITエンジニアとして20年以上のキャリアがあるが,こんな“静かな”カットオーバーは初めてだ」。こう語るのは,arrowhead開発プロジェクトのリーダーを務めた,東京証券取引所の宇治浩明氏(IT開発部 株式売買システム部長)である。 開発プロジェクトには,東京証券取引所側から最大で70人,開発ベンダーである富士通側から最大500人が参加。初期投資だけで130億円に上る大規模なプロジェクトである。 arrowheadは,100社ほどの証券会社から
「守りから攻めに転じる絶好のチャンス」。富士通の山本正已社長は2010年7月9日の経営方針説明会でこう語り、成長への転換を図る方針を発表した。その中身を簡潔に言えば、ソフトの自社開発を絞り込み、マイクロソフトやオラクルなど欧米ITベンダーからクラウド関連ソフトやサービスを調達し、自社インフラと組み合わせるというもの。 山本社長は「クラウドサービス時代の新しいサービスモデル」と主張する。だが、果たしてその方向で富士通の明るい未来は開けるのだろうか。 まるで欧米ITベンダーの販売代理店? 富士通は業績の伸び悩みで約10年前に構造改革に着手した。最近になり、野副州旦元社長が推し進めた不振事業の整理整頓の成果も出てきた。HDD事業の売却に続き、半導体製造の台湾企業への委託、携帯電話事業を東芝との合弁に移すことなどで、2010年度に営業利益1850億円を見込めるまで回復した。 その一方、有利子負債は
富士通の山本正己新社長が7月9日に自らの経営方針を発表した。業績回復の見込みが消極的だったことについて、僕の考えを記す。 7月9日、富士通は山本正己新社長が自らの経営方針を発表した。僕の感想だが、基本的に野副州旦前社長が示した内容とドラスティックな違いはなかった。もっと正確に言うなら、彼よりはるかに消極的な目標を示したにすぎない。 日立製作所などライバル各社がもう少し踏み込んで業績回復の見込みを明らかにしているのと比べると、明らかに慎重だ。なぜ富士通の山本社長がこのような慎重な見通しを示したのか僕の考えを記す。 グローバル化 売り上げの見通しを2010年度で4兆8000億円と山本社長は予測した。09年度の売り上げが約4兆6800億円だったので、成長率はわずか2.5%の増加にとどまっている。ちなみに、日本政府による日本経済の成長見通しが名目3%なのでそれを下回っている。 同社の場合、海外にお
富士通は2010年9月までに、データベース(DB)に入った法人名の表記を統一するソフトを提供する。住所・氏名の表記を統一する機能を持ったデータクレンジングソフト「Interstage Information Quality」の機能を強化し、法人名のクレンジングにも対応させる。 富士通の押金章悟データマネジメント・ミドルウェア事業部第五開発部長は「現在、手組みで開発した法人名のクレンジングソフトを使っている企業は、名寄せの精度の低さや辞書の保守に苦労している。安価で高精度なクレンジングができるInterstage Information Qualityを使うメリットは大きい」と話す。 同ソフトを使うことで、例えば「(株)富士通研究所」「株式会社富士通研究所」といった表記を「株式会社 富士通研究所」に統一できる。これにより「同一法人への売り上げを集約し、正確な売り上げやマーケティングの分析を行
富士通株式会社は、2010年5月13日、14日の2日間、東京・有楽町の東京国際フォーラムで、「富士通フォーラム 2010」を開催。初日の午前10時30分から、同社・山本正已社長が基調講演を行った。4月1日に社長に就任した山本氏にとって、社長として公の場で講演するのは今回が初めてとなる。 また、基調講演は英語での同時通訳のほか、中国語、韓国語でも同時通訳が行われ、グローバル化を意識したものになった。 ■「夢をかたちに~shaping tomorrow with you」を講演テーマに 講演テーマは、「夢をかたちに~shaping tomorrow with you」。これは、富士通が新たに策定したブランドプロミスであり、今回の富士通フォーラム 2010のテーマともなっている。 山本社長は、これまでのコンピューティング中心の世界や、データを効率よく活用するネットワーク中心の世界から、人が中心と
今日は、公開質問状の第5の疑問で、「野副に辞任を迫ったことは、真に『経営判断の問題』であったのか。また、真実『経営判断の問題』であったとするならば、なぜ取締役会で実質的審議がなされなかったのか?」です。 . . . 本文を読む
富士通元社長の野副州旦氏が2010年4月22日に記者会見で公開した録音テープの全文を以下に掲載する(関連記事)。昨年9月25日の取締役会前に、野副氏と富士通幹部とのやり取りを、富士通が録音したものだ。野副氏が取締役の地位保全を求めた仮処分手続の中で、富士通側が裁判所に提出した。テキストは会見当日に野副氏が配布した資料を基に作成した。 野副氏側は録音テープの公開に際し、「会社名や個人名を伏せ、本質とは関係ないプライバシーにかかわる部分を一部省略した」としている。会社名や個人名については、本文中では「ファンド名」「人名」などと表記している。本質とは関係ない部分については「(プライバシーにかかわる部分につき、野副氏側がカット)」と記した。 日時:2009年9月25日(金)午前8:30から 場所:富士通 汐留本社 32F 来賓G 出席者:山本卓眞名誉会長、大浦溥取締役、秋草直之相談役、間塚道義会長
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 富士通が東京証券取引所に納入した株式売買システム「arrowhead(アローヘッド)」は、2010年1月4日の稼働以来、現在までの約3カ月間、トラブルなく運用されている。 arrowheadは、注文応答時間や情報配信スピードの高速化を実現し、注文、約定、注文板などの取引情報を、異なるサーバ上で三重化して処理するなど、高速性と信頼性を兼ね備えた「世界最高水準の取引所システム」と位置づけられているものだ。 富士通では、arrowheadについて「金融テクノロジの高度化などを背景に、個人投資家のオンライン取引の普及や、証券会社や機関投資家によるアルゴリズム取引など、新たな取引が広がりをみせている。こうした市場環境や取引形態の変化のなかで、注文
富士通、超高速・高信頼の大量データ処理に挑む:インメモリ・データ管理ミドルウェア「Primesoft Server」を説明 富士通は3月26日、東京証券取引所の次世代株式売買システム「arrowhead」の機能を支える同社の高速データ管理ミドルウェア「Primesoft Server」の説明会を行った。大量データの高速処理、高信頼性を追求した製品で、今後はこの技術をほかの製品にも反映し新たな市場の開拓を狙うという。 金融・証券、流通業界をはじめ、多くの企業がぼう大なデータの高速処理を求められている。特に証券市場ではミリ秒単位の処理が必須であるほか、毎秒数万件という大量のトランザクションが行われている。こうした状況に対応するため、「既存技術にとらわれない発想で、けた違いの高速性を追求」することをコンセプトにPrimesoft Serverの開発に取り組んだという。 特徴は3つ。1つは「従来の
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