国立天文台によると、天気さえよければ、全国で見ることができるが、皆既月食の始まりは午後4時40分頃と早く、同5時54分頃には終わってしまう。その後、徐々に満月に戻る。 皆既月食は、月、地球、太陽が一直線に並んだ時に、月が地球の影の中にすっぽりと入って暗くなる状態。 東京では同日午後4時23分頃、東北東の空に下8割が暗く欠けた状態の月が姿を現し、すぐに皆既月食になる。 月の出が遅い西日本では、皆既月食になった後で上ってくる。今年は1月と6月に部分月食があり、国内で次回、1年に3度月食を観察できるのは2094年だ。 皆既月食は、暗く欠けると言っても、太陽光の一部が地球の大気で屈折して届くため、赤銅色に見えることが多い。同天文台では、観察キャンペーンを呼びかけている。詳細は次のアドレスで。http://naojcamp.nao.ac.jp/phenomena/20101221/