ドイツ北部ウォルフスブルクの独自動車大手フォルクスワーゲン本社敷地内にあるソーセージ工場で、燻製前のカリーブルスト。「フォルクスワーゲン純正品」と印字されている(2016年4月21日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGAL 【5月14日 AFP】独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)といえば大衆車「ビートル(Beetle)」や「ワーゲンバス」、最近ならば排ガス不正問題が世界的に有名だが、VWにはもう一つ、あまり知られていないが自慢の生産品がある。カリーブルスト(カレーソーセージ)だ。 カレーパウダーをかけたポークソーセージにスパイシーなケチャップをたっぷりつけて食べるカリーブルストはドイツ大衆食文化の象徴で、何十年も前から労働者たちに愛されてきた。大衆食堂や鉄道駅のほか、北部ウォルフスブルク(Wolfsburg)にあるVW本社でも販売されている。 調理場は広大な自動車工場の組み立