神奈川新聞は昨年7月から、記者による短文投稿サイト「ツイッター」を始めている。スタートから8カ月、自身の「フォロワー」が一気に増えた時期があった。県立図書館の再編問題を継続的に発信していた時だ。記事の反響は、紙面以上にインターネット上で活発になった。取材のヒントを得たことも。その一部を紹介する。 ■記事につながる 記者の「フォロワー」は現在180。だが、県立図書館の再編問題の連載「ホントに知ってた? 図書館のこと」(1月28日~2月8日)の掲載が本紙上でスタート、関連のつぶやきを始めると、その数は一気に50ほど増えた。図書館問題でのつぶやきは約90回。投稿に気づいた人がフォローとリツイートをしてくれ、輪がどんどん広がった。 そこから議論が発展していくのが面白かった。「閲覧やめたら県立の数十万冊の蔵書は腐る」「あるものをなくせば反対が出るのは当然。ならどうすればっていう議論が大事」。こ