ことしのノーベル文学賞に、期待されていた、世界的なベストセラー作家の村上春樹さんは選ばれず、ファンからは落胆する声が相次ぎました。 東京・杉並区にあるカフェ、「6次元」では、3年前から、ノーベル文学賞の発表の日に合わせて、「ハルキスト」と呼ばれる村上さんの熱心なファンが集まるイベントを開いています。 ことしも、店にはおよそ15人ほどが集まり、午後7時すぎから村上さんの小説を読んだり、小説に出てくる料理を食べたりしながら発表を心待ちにしていました。 しかし、午後8時にノーベル賞の公式ホームページで別の作家の受賞の決定が伝えられると、ファンたちはがっかりした様子で、中には黙り込む人もいました。 そして、「祝杯」となるはずだったシャンパンを開けて乾杯し、来年以降の受賞を期待して気持ちを新たにしていました。 川崎市から来た男子大学生は「とても期待していたのに残念です。来年以降も受賞するチャンスはあ