→紀伊國屋書店で購入 『ウィキペディア革命』はWikipediaを文化論の視点から俯瞰的に論じていたが、本書は日本語版Wikipediaがどのような人たちによって、どのように運営されているかに注目していわば等身大に論じている。著者の山本まさき氏はSE、古田雄介氏はIT関係のライターだそうである。2007年から2008年にかけての日本語版が対象となっていることもあるが、『ウィキペディア革命』と較べると情報量が多いだけでなくなんとも生々しい。 2007年から2008年の日本語版と断ったのには理由がある。社会的影響力をもちはじめた日本語版Wikipediaは2007年にいたって外部の批判にさらされるようになたが、内部的には批判に答えるべく体質改善の動きが起こり、すったもんだの末に2008年には一応の改善が見られたからだ(といっても、相当あぶなっかしいが)。 01「ウィキペディアとは」(山本まさき
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