ヒロシマもみ消し Amy Goodman and David Goodman 8月5日 軍による検閲によって差し止められてから60年,決して日の目を見ることがないようにと米政府が願っていたひとつの記事がついに公表された.核が落とされた後の長崎の状態に関するジョージ・ウェラー記者自身の直接の取材による原稿の発見は,前世紀における原爆投下の影響のもみ消しというジャーナリズムの裏切りのひとつに光を当てた. 1945年8月6日に米国はヒロシマに原子爆弾を落とし,その3日後にはナガサキに落とした.ダグラス・マッカーサーはすぐに南日本を立ち入り禁止とし,ニュースメディアを追い出した.原子爆弾によって20万人以上がヒロシマとナガサキで死んだが,西側ジャーナリストの誰一人として,直後の状態を目撃した者はおらず,様子が語られることもなかった.そのかわりに,世界中のメディアは日本の降伏を報道するために戦艦ミズ