精神障害者の行く末 テレビで「親切な不動産屋さん」みたいなドキュメンタリーを見た。 いろいろな事情を抱えたお客さんに、徹底して向き合って、物件を見つける。そういう話である。 だが、おれはそのドキュメンタリー番組のなかで、おそろしいやりとりを見てしまった。 生活保護を受ける精神障害者の人が、べつの不動産屋さんに問い合わせる。 「生活保護なんですが……」。「生活保護の理由はなんですか?」。「身体を壊しまして」。「具体的な病名はなんですか?」……。 結果、生活保護の人は100件に90件断られるということ。 さらに、生活保護の理由が精神障害であれば、ほとんど駄目だということ。それを告げられていた。 告げられていた人の障害の一つは、「双極性障害」。あ、おれと同じじゃん。おれも双極性障害じゃん。それで精神障害者健康福祉手帳も取得してるじゃん。となると、もしもおれが一般人に混じってなんとか働くことができ