昨日はS-openミニセッション「ソフトウェアレビューの価値を再考する〜なぜ形骸化するのか?」に参加してきた。講師は奈良先端科学技術大学院大学の森崎先生。ソフトウェア開発の現場でレビューに困る人は多いらしく(私もその1人だ)、会場には50人近い人たちが集まっていた。 講演では森崎先生の軽妙な語り口で、レビューの場で起こりがちな問題の例やその対策案、学会での研究動向、海外での事例、研究での苦労話などが紹介され大いに盛り上がるセミナーとなった。レビューというプロセスそのものが極端に重視されているせいか、膨大なチェックリストを使ってレビューすることを余儀なくされている現場の例など、開発者の悲鳴が聞こえてきそうな話もあった。 限られた時間やリソースの中でレビューの効果を上げようと思ったら、それなりの視点や方法論が必要になってくるはずだ。講演の中では、どのような観点でレビューを行うか?という優先順位

