2008年 01月 13日 ヒトの研究が始まる時、動物の研究が終わる 【追記】仙台通信さんにトラックバック 私が大学院にはいった頃、動物発生学の研究ではウニやヒトデを使った受精研究が非常に盛んに行われており、研究者の数も多く、学会発表の数も多く、論文も多く出ていました。その頃、ヒトはもちろんマウスをはじめとした哺乳類は体外での人工授精すら難しく、たまたま成功することもあるというレベルだったのに対して、ウニやヒトデそれにカエルなどはもともとが体外受精で、成熟した卵と精子さえ手にすることができればそれを使って誰でもが人工授精させることができることもあって、受精の前後に起こることについて膨大な情報が蓄積されていました。 その頃でも、ウニやカエルの受精研究の意義を述べる時に、それが「ヒトでは研究することが困難な受精のプロセスを明らかにすることに貢献する」ということを強調して、論文のイントロやディス
このウェブサイトは山口 浩の個人的な考えを掲載したものであり、山口が所属ないし関係する機関、組織、グループ等の意見を反映したものではない。本サイトは投資の勧誘ないし銘柄の推奨を目的とするものではなく、本サイトに掲載された情報(リンク先ないしトラックバック先の情報を含む)をもとにして投資その他の活動を行い、その結果損失をこうむったとしても、山口は責任を負わない。本サイトの記載内容は、予告なく追記、変更ないし削除することがある。本サイトに寄せられたコメントおよびトラックバックは、いったん保留した上で公開の可否を判断する。判断の基準は公開しない。いったん公開した後でも、一存によりなんらの説明なく削除し、当該IPを投稿禁止に指定することがある。 このworkは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています(帰属 - 非営利 - 派生禁止 2.1 日本)。 優れた文章は書き出しか
知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう いやぁ、先日の新特措法通過の際の心境を書いた記事がネタばれするので、本当はもう少し後で書こうかとも思ったのですが、少しでも早い方がよいかと思って紹介することにします。半藤一利さんが書いた「戦う石橋湛山」、戦前のメディア状況を取り扱ったこの本を読んでいたから、あんな文語調の文句が頭の中をぐるぐる巡ったんですね。結構、影響されやすいようでお恥ずかしい…。 で、本論は、この書の中身です。タイトルのとおり、「満州放棄論」を唱えた石橋湛山が、戦前の好戦的メディアの中で孤軍奮闘した状況が書かれているのですが、その対比として書かれている当時の大メディア(朝日、毎日などの大新聞)の主張の変遷ぶりがすさまじい。ジャーナリスト必読の書であり、これを読まずして、戦争や軍備について書くことは対中国戦争、第二次
予想より早く太陽が活動期に入った。ちっとは景気よくなるかな。前のピーク時は9.11にネットバブル、その前のピーク時は湾岸戦争にバブルが起こっている。今度のは400年ぶりの大波らしいので、ガツンと何かくるんだろう。海の向こうで何かが崩れるとかさ。中東がきな臭くなってオバマは北部パキスタン空爆とか演説しているし、このところ物騒な感じがしてたんだ。 米海洋大気局(NOAA)は、太陽が新たな活動期に入ったことを示す黒点を観測した。太陽活動はほぼ11年周期で変動しており、活動が活発になる今後数年は、携帯電話や現金自動出入機(ATM)の停止など、さまざまな電子・通信機器に障害が起きる可能性があると警告している。 太陽活動のピークは2011年から2012年にかけてらしいので、その頃に何かを転覆させたい奴は、そろそろ準備をはじめた方がいい。丸山眞男をひっぱたきたければ勝負はこれからだ。太陽黒点数と社会変動
南京事件の話題がたくさん出てたころ、増田にもいろいろ書き込みがあったようですね。「どっちもどっち」と評価したくなる気持ちは多少は想像できなくもないけど、以前から理解できないなーと思うのが、「工作員」とかその手の妄想。 組織的な動きがあるのかどうかは知らんけど、 北京オリンピックの年が始まったのと、福田首相の中国訪問と 何か関係があるのかも知れないね。 こいつら、何をたくらんでるのかね。 fromdusktildawn氏に必死に噛み付いてる「はてなサヨク」の中に真性工作員がいるかどうかは気になる。 「たくらんでる」とか「真性工作員」とかさ…。ネタなの?それならそれでいいんだけど、よく見かけるからなぁ。ひょっとして南京事件否定論とか歴史修正主義を批判してる人が本当に工作員とか何かだと思ってるとすると、結構ヤバイというか、滑稽を通り越してむしろかわいそうというか…。単に罵倒のつもりで使ってるだけ
「コンビニ」ポカポカ動画(PK2) 「コンビニ」 という素敵な初音ミクオリジナル曲がある(ブリーフ&トランクスのではない)。12/30 23時に投稿された。ニコニコ動画メンテで繋がんなかったり鏡音リン作品に注目が集まったりして埋没しやすい投稿タイミングだった。初めのうちは再生数がなかなか伸びなかった。 1月2日午前2時半頃、うp主がこの作品は体験談だとコメントを記し、ファン達に強い印象を残す。(そのときのマイメモリー http://www.nicovideo.jp/watch/1199291753 再生数などは現在の数字が表示されます) 1月3日の週刊ボカランにかすりもせず、ファンたちが嘆き集った。1月3日、「この曲の注目度をあげよう」とファンたちが支援し始める。(この時点で再生数約5000。その時点での再生数やマイリスト数だけなら週刊ボカラン100位を超えていたんだが、集計日に数が届いて
電車の中で化粧をする女性が昨今、批判されている。しかし、先日もっとすごいものを見た。 小学校の高学年とおぼしき少年が、地下鉄の中で勉強に没頭していたのである。鞄(かばん)を横の座席に置き、その上にジャンパーをのせ、筆箱などの勉強道具一式を周囲に配置して、膝(ひざ)に問題集を広げている。座席を1・5人分占領したその空間は、驚くほどプライベートな感じだった。近くには立っている老人もいたが、少年は気にも留めるようすもない。 その少年は地下鉄での勉強に慣れているらしく、駅到着前のアナウンスが聞こえてくると、ぴたりと勉強をやめて片づけにかかった。勉強道具を鞄にしまい、ジャンパーをはおって立ち上がると、どんぴしゃのタイミングで扉が開いた。少年は周囲には目もくれず、いちばん先に電車を降りて、目指す方向(おそらく塾だろう)へ歩み去った。 彼は利発そうな顔立ちで、成績もきっと優秀にちがいない。身なりも裕福そ
まずは下の一覧表をよくご覧いただきたい。新聞広告業界筋がABC協会の公表データをもとに集計した最新時点の新聞発行部数だ。自称「全国紙」の朝日、毎日、読売、日経、産経の5大紙と各地域のブロック・地方紙首位の部数とシェアが47都道府県別に並んでいる。新聞業界でも知る人が少ない極秘データで、新聞各社の真の実力が端的に表れている。 「毎日」脅かす「日経」の躍進 グレーの部分はその都道府県で部数が一番多い新聞を示しており、米大統領選挙のように1位総取りで「星取表」をつけると、読売が茨城、埼玉、千葉、東京、神奈川、滋賀、大阪、和歌山、山口の9都府県を制し、断然トップだ。これに対し、ライバルの朝日は奈良1県だけ。読売の強さが際立つ。しかも、読売は人口が多い関東と関西で1位を占め、部数を荒稼ぎしている。読売はさらに北海道、兵庫、福岡など25道府県で2位を確保した(注・以下、各県で2番手以下のブロック・地方
毎日が12月10日付の夕刊から紙面の活字をひとまわり大きくした。「ジャンボ」の頭文字を取って「J字」。マイクロソフトとの関係を解消し、10月に総合情報サイト「毎日jp」を立ち上げたばかりの毎日だが、「紙媒体」重視に先祖返りしたようだ。高齢者対策もあり、新聞は時代を追って文字を大きくしてきた。毎日は1983年1月、90年12月、2001年5月に拡大し、今回は1行を11字から10字にした。文字面積が14%大きくなったことになる。日刊紙として「日本一大きな文字」が売り物だ。 当初は08年の実施を計画していたが、朝日、日経、読売が3社連合を組んだことで予定が大幅に早まった。3社の動きを見て毎日の専売店が浮き足立ったためだ。3社長の共同記者会見当日に合わせ10月1日付朝刊に「文字の拡大」の社告を打つことも検討されたが、結局、同月12日付になった。 J字の全面採用に先行して、11月から生活関連面でJ字
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く