楽天グループがモバイル事業の巨額赤字に苦しんでいる。営業損益が赤字の状況が続いているが、それはモバイル事業の赤字が主要な要因だ。資金繰りも必要な状況になりつつあり、楽天銀行の上場も検討することになっている。楽天グループの最新動向に迫る。 モバイル事業の赤字に苦しんでいる楽天グループ 楽天の近年の業績を細かく見ていくと、同社がモバイル事業に苦しんでいることがよく分かる。2020年1~3月期以降において、楽天グループ全体の営業損益とモバイル事業の事業損益の金額は以下のように推移している。 各四半期の決算短信では、決算期の始まりからその四半期までの累計の連結業績として営業損益が発表されている。その数字を四半期ベースの営業損益(①)として計算し直した上で、モバイル事業単体の四半期ベースの事業損益(②)と並べた。 ①から②を差し引くと、かなり大雑把な解釈ではあるが、モバイル事業を展開していない場合の
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