アナログ・デジタルの両面から音質を追求したロームのDACチップ 「DC-Elite」はiBasso Audioのフラグシップとなるスティック型DACだ。入力はケーブル着脱式のUSB-C端子、出力は4.4mmバランス端子と3.5mm端子を備えるシンプルな構成だが、その大きな特徴はスティック型DACにもかかわらずiBassoの誇る「MAXシリーズ」の技術を継承しているという点にある。 iBassoのMAXシリーズはデジタルオーディオプレーヤーの最高峰に付けられた名前で、MAXの名の通りに最大限の音質を求めたものだ。MAXシリーズにおいては、2022年に発売した「DX320MAX」からFPGAと組み合わせたローム社製のDACチップ、そしてDAPには珍しいステップアッテネーターを高音質技術の中核として採用している。そしてそれがさらに小さなDC-Eliteにも引き継がれているのだ。 この中でもiBa