一部で『SWAN SONG』廉価版発売のニュースが話題になっています。その情報によると、定価は5800円、発売日は7月31日とか。 まだ確定情報とはいえないので、半信半疑(というか三信七疑くらい)ですが、もし事実ならうれしいですね。 『SWAN SONG』は『らくえん』と並んで、ぼくのエロゲ遍歴のなかでも最高傑作というべき傑作です。一言、美しい。そうとしかいえない作品です。エロゲを称して「美しい」などという言葉を使いたくなったのは、後にも先にもこの作品を措いてありません。 いったい何がすごいのか? とにかく陰鬱な話なんですよね。序盤こそ文明が崩壊した世界に何とか希望の灯をともそうとする努力が描かれますが、中盤以降は、あたかも人類の歴史をなぞるかのように、争いと、憎しみあいが続く。 「その時、人は絶望に試される」というキャッチコピーは伊達ではありません。いくら努力してもどうにもならないような